2023年4月、JR関内駅前に関東学院大学横浜・関内キャンパスが開校しました。
同キャンパスには法学部、経営学部、人間共生学部の3学部4学科が移転したほか、「社会連携教育」の拠点として一般の方も利用できるスペースを設けています。
同キャンパスに先駆けて地下1階にオープンしたブックカフェ「BACON Books & cafe(ベーコンブックス&カフェ)」もそのうちのひとつ。カフェダイニングとしてランチやディナーも楽しめるこのお店は、学生たちや大学職員、教員、近隣住民の方々でにぎわっています。
今回は「BACON Books & cafe」でランチセット「チキンオーバーライス」と「紅茶」、ワッフル「ミックスベリー」をいただいてきたので、レポートしていきます。
「BACON Books & cafe」シカゴをイメージした都会的な内装
JR関内駅南口から大通り公園方面の交差点を渡ってすぐ。関東学院大学横浜・関内キャンパス地下1階に「BACON Books & cafe」は位置します。
木材でできたツリー状のモニュメントを横目に見て中に入ると、シックでおしゃれな内装が眼前に現れます。右手は書店で左手がカフェエリアです。
書店には、「若いうちに出会ってほしい本」や「大人になってからの学び直し」をテーマに教養が深められるような選書約5,600冊を用意。
人気本も含めてアカデミックな書籍が並びます。
木目調のテーブルやさまざまなタイプの椅子を備えて、カウンターやボックス席、ソファー席なども含めて席数は全部で68。落ち着いた雰囲気で食事ができそうです。
Wifiも完備されており、作業カフェとしても利用できそう。テーブルに置かれたQRコードで注文ができます。
知的交流が生まれるきっかけに「BACON Books & cafe」
今回は、「BACON Books & cafe」店長の長谷部真維さんと有隣堂広報担当の市川紀子さんにお話を伺いました。
「BACON Books & cafe」は1階にある「Nathan-Coffee 1884」とともに、関東学院大学からの依頼もあって創業114年の地元老舗書店「有隣堂」が業務委託で運営しています。
市川さんは「この地は横浜地域の中心地でもありますので、関東学院さんは、学生さんだけでなく周辺地域の市民の人たちとも一体となった大学をオープンさせたいというお考えがあったようです。
その一環として、ブックカフェをオープンさせたいというご希望もおありでした。
弊社は書店業だけでなく飲食事業も近年運営しておりまして、地元で実績のある本屋ということも評価いただき、ご指名いただいたのが最初です」と同店オープンの経緯を説明してくれました。
カルフォルニアをイメージした「Nathan-Coffee 1884」はヘルシーで体に優しいメニューを提供しているのに対し、「BACON Books & cafe」はシカゴの都会的なイメージをデザイン。アルコール類やステーキなども提供している大人のお店という感じですね。
店名の由来は「知は力なり」で知られるイギリスの哲学者フランシス・ベーコンから取っています。
ボリューミーなメニューが多いですが、「大皿を皆でシェアして食べたりすることで、知的交流が生まれるきっかけになるみたいですね」と市川さん。
長谷部さんは「当店では貸し切りパーティーもやっています。リクエストいただければシェフがなんでも作ってくれます。結婚式の2次会などでも使っていただければ」と話していました。
「BACON Books & cafe」のラインナップ
ランチタイムやアフタヌーン、そしてディナーと、時間と季節、そのときどきのシーンにあわせてさまざまなメニューが提供されます。ランチにはプレートやホットドッグ。
アフタヌーンにはワッフルやチーズケーキなどのデザート。
ディナーにはステーキ・フライドチキン・ベーコンなどの肉料理と、多種多様なメニューを用意。厳選したクラフトビールやオリジナルカクテルなどのアルコール類もそろえています。
「大学が福島県と社会包括協定を結んでいることもあって、福島の肉を使ったり、日本酒も全部福島のものなんですよ」と話すのは長谷部さん。日替わりのシェフのきまぐれメニューや裏メニューなども存在しているそうです。
今回は一番人気のランチプレート「チキンオーバーライス」と「紅茶」はアールグレイ。ワッフル「ミックスベリー」をいただきました。
なめらか食感の鶏肉を楽しめる「チキンオーバーライス」
「チキンオーバーライス」は名前の通り鶏肉がのったご飯もののワンプレート料理のこと。ニューヨーク屋台飯として知られ、今では世界中に広まっています。
鶏肉は塩やスパイス、ヨーグルトを漬けてから焼いているのでなめらかな食感。
ライスはタイ米を使ったターメリックライスです。レモンを掛けると酸味が効いて、香ばしい香りが鼻を抜けていき、食欲がそそられます。
ランチプレートはサラダが付いています。グリーンリーフとフリルレタス、紅くるり大根などの上にたまねぎドレッシングがかかっています。さっぱりとした味わいです。
ドリンクセットに紅茶をつけました。さわやかな渋みを感じるアールグレイ。ロウがコーティングされたストローを使用するなど細部までこだわりを感じます。
甘みと酸味が舌に伝わるワッフル「ミックスベリー」
ワッフルは終日提供。フルーツを使用しているので季節にあわせたワッフルもメニューに追加されることがあります。ワッフルの中では定番のミックスベリーが人気商品。
カリッとしたワッフルの上には自家製のフランボワーズソースがかかっており、いちごとブルーベリーが添えられています。バニラアイスとホイップクリームものっているので、甘みと酸味がバランスよく舌に伝わってきます。
見た目も色鮮やかな美しい一皿です。
「BACON Books & cafe」の店舗情報
有隣堂といえば、ミミズクのR.B.ブッコローが本や文房具の世界を伝えるYouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」が有名です。
キッチンカウンター横には同番組プロデューサーのハヤシユタカ氏がキープしているボトルが置かれていました。
「YouTubeスタッフも打ち上げとして同店を利用しているそうですよ」と市川さん。その隣を見ると、学長や教授のボトルもありました。講義後などに学生たちと交流を深めている姿が想像できます。
また、長谷部さんは「お店ではトークイベントやジャズの生演奏なども行っています。ぜひお越しください」とアピールしていました。
もし、関内周辺に伺う機会がありましたら一度寄ってみてはいかがでしょうか。
住所 | 神奈川県横浜市中区万代町1-1-1 関東学院大学 横浜・関内キャンパス B1F |
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TEL | 045-264-6290 |
営業時間 | [月〜土] 11:00~22:00 L.O.21:00 [日] 11:00~21:00 L.O.20:00 ブックエリア11:00~20:00 |
定休日 | なし |
URL | 公式サイト 食べログ |