横浜中華街にある「楊貴妃cafe chinois」は、お茶やデザートにこだわったシノワズリカフェです。
人通りの多い中華街の中にありながら、落ち着いた小スペースで営業しています。今回は「楊貴妃cafe chinois」に伺い、「貴妃杏仁豆腐」「焼売」「漢方茶」をいただいてきたのでレポートしていきます。
元町・中華街駅や石川町駅から徒歩数分。善隣門近くのカフェ「楊貴妃cafe chinois」
JR石川町駅より徒歩約6分、みなとみらい線元町・中華街駅より徒歩約8分。横浜中華街の長安道沿い、善隣門のほど近くに「楊貴妃cafe chinois」は位置しています。
1階にあるのは1974年創業の老舗ブティック「楊貴妃」で、今回のお目当て「楊貴妃cafe chinois」は、その横にある階段を昇っていった2階です。
中に入ると、横浜中華街の喧騒とはかけ離れた落ち着いたおしゃれな空間。
シノワズリ様式のシックな内装でまとまっていて、椅子に座ると貴族になったような気分になれるかも。
棚には日本ではあまり見かけないような茶器が並ぶ様子も独特でいい感じ。
外側だけではなく内側からも美しく
今回は、スタッフの区さんにお話を伺いました。
1階のブティックは1974年にオープン。区さんのご両親がオーナーです。
「当時はあまりブティックのようなお店が少なかったんですね。既製服があまりない時代だったので、そのころはブラウスから一点ずつ作っていました」と区さんは振り返ります。
そしてカフェ「楊貴妃cafe chinois」はブティックのお客さんからの要望もあり、2008年に2階でオープンしたそうです。
「店名が『楊貴妃』で1階はブティック。外側だけではなく、内側からもきれいになっていただきたいという思いが込められています」と説明する区さん。続けて、「どなたでも来ていただきたい。お客様には落ち着くようなお店だとよく言われます。ホッとしたいときに来ていただければと思います」と話してくれました。
「楊貴妃cafe chinois」のラインナップ
「楊貴妃cafe chinois」のラインナップは、お茶とデザートがメイン。
実は漢方コーディネーターでもある区さんによる“美と健康に配慮した身体思いのメニュー”がズラリと並びます。
デザートはマンゴーたっぷりの「玄宗黄金デザート」、ライチや漢方のゼリーなどが入った「楊貴妃デザート」などが人気。
お茶は茉莉花と白茶を使用した「茉莉花ジャスミン白龍珠」やお湯を注ぐと千日紅の花が開く「工芸茶」など、見た目も楽しませてくれるラインナップです。
そしてお土産として「月餅」も人気なんだとか。
「楊貴妃cafe chinois」のおすすめメニューに大満足!
今回は、区さんのおすすめメニューでもある「焼売」「貴妃杏仁豆腐」「漢方茶」をいただきました。
コリコリの海鮮焼売と肉汁たっぷりの肉焼売
「焼売」は海鮮焼売と肉焼売のハーフ&ハーフをいただきました。
海鮮焼売はエビとイカのコリコリとした食感を楽しめます。肉焼売は肉汁が口の中でジワリと広がります。食感のコントラストがいいですね。小腹が空いたときに注文したくなる一品です。アツアツのまま、ハフハフ。
濃厚でありながらツルリとのどを通っていく「貴妃杏仁豆腐」
透明なガラスの蓋つきの器に入った「貴妃杏仁豆腐」は、濃厚でありながらもツルっとした食感。真ん中には、フローズンのリュウガン。よく見るとハートマークになっていて可愛らしい。
素材に一つずつこだわって丁寧に作られた一品なので、既製品とは違った手作りの味わいを楽しめます。
7種の野草と漢方を煎じた「漢方茶」
グアバ、ギムネマ、ラフマ、杜仲、柿の葉、川芎、プーアルの7種の野草と漢方を煎じた薬膳茶。
漢方コーディネーターでもある区さんの本領発揮ですね。漢方茶の苦みが、デザートの甘みを引き立ててくれて相性ばっちり。中から温まれるので、血流をよくしたい方におすすめです。
「楊貴妃cafe chinois」の店舗情報
取材の中で終始「内側から全てを潤してほしい」と話されていた区さん。確かに、のどごしを楽しめるメニューを多数用意されていて、「楊貴妃」という店名の通り、内側からも美しくなれるような気がするお店でした。
もし、横浜中華街方面へ出向く際は、一度「楊貴妃cafe chinois」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。中華街でお腹いっぱいになった後、シノワズリ様式の店内でホッと一息、幸福なひとときを楽しんでみるのも一興ですよ。
店舗名 | 楊貴妃cafe chinois |
住所 | 神奈川県横浜市中区山下町218 |
電話番号 | 045-662-7773 |
営業時間 | 12:00〜18:00 ※火曜・水曜定休 |
テイクアウト情報 | あり |
URL | 公式サイト|Instagram |