関内にある「UMEYA KICHEN(ウメヤキッチン)」は、2021年10月にオープン。以前に取材させてもらった大正2年創業の老舗鶏肉専門店「梅や」が、新規事業として開店したチキンブリトー専門店です。お店では、オリジナルトッピングでカスタムできるチキンブリトーやカオマンガイ、ヤムウンセンなどを提供しています。
今回はそんな「UMEYA KICHEN」に伺い、チキンブリトーとカオマンガイをいただいてきたのでレポートしていきます!
JR関内駅から徒歩5分。「UMEYA KICHEN」は黄色い外観が目印
JR関内駅から徒歩5分。関内・伊勢佐木町から野毛方面に向かう道すがら、大岡川に架かる都橋の手前、福富町西公園の対面に「UMEYA KICHEN」は位置あります。
黄色く染められた外観がスタイリッシュ。見逃すことのないおしゃれな外観ですね。
1階は調理過程が見られるオープンキッチンと注文カウンター。
2階には広々とした空間のイートインスペースが用意されています。
2階フロアは木目コンクリートのスケルトン天井で、方々にヤシの実やゴムの木など。
洗練された内装でありつつも、東南アジアの空気感が漂うデザインで、窓側にはクッション付きソファー席が配置されています。ソファー席以外にも木の風合いが感じられるテーブル席も発見。落ち着いていてのんびりできそうな空間ですね。
新鮮な鶏肉を幅広い年齢層の方々に食べてもらいたい
今回は「UMEYA KICHEN」の村田公宣さんにお話を伺いました。
「UMEYA KITCHEN」は約400店もの飲食店に鶏肉を卸す老舗鶏肉専門店「梅や」の新規事業店舗です。「梅や」は“おいしい鶏肉を食べてもらいたい”をモットーに横浜吉田町本店と横浜髙島屋店で鶏惣菜を販売中で、この記事で紹介する「UMEYA KITCHEN」はその「梅や」のほぼ裏手にあります。
「会社でも飲食店として新しいことをやりたいねという話をしていたのですが、ちょうど、ここにあった動物病院が、お辞めになられるということで、そのタイミングでこのお店を出すことになりました」と村田さん。
では、なぜチキンブリトー専門店だったのでしょうか。村田さんは「『梅や』としては鶏肉をおいしく召し上がっていただきたいというのが一番にありまして。とはいえ、焼き鳥屋さんや親子丼屋さんはちまたにあふれています。たまたまスタッフにタイ出身者が多かったもんですから、カオマンガイなんかはどうだろうかという話になりまして、その流れでもうひとつ何か欲しいなあとなって、それで思いついたのがブリトーだったんですね」と。
続けて「ブリトーなら、ファーストフード的にテイクアウトしてもらうこともできますし、若い方にも鶏肉を味わっていただく機会になるのではないかと思ったんです」とオープンの経緯を語ってくれました。
もちろん鶏肉は国産、自分たちで仕入れたものを使用する「梅や」。
「鶏肉の専門店ならではの美味しい鶏肉を幅広い年齢層の方々に味わっていただきたい。自分で調理するとなると手間もありますので、すぐに食べられるというところを皆様に知っていただいて、ここで食べてもらうにしろ、持ち帰っていただくにしろ、新鮮なお肉を楽しんでいただきたいですね」と村田さんはアピールしてくれました。
「UMEYA KICHEN」のメニュー
ブリトーは以下の5種から味を選べます。
- テリヤキ:「梅や」の秘伝のタレを使った和風味
- メキシカン:定番のサルサソース。
- プロテイン:低温調理でしっとり柔く仕上げたむね肉と豆を多めに入れ、油分を少なめにしたヘルシーな味。
- ヴィ―ガン:お肉の代わりにアボカドを使用
- カスタム:4種の中でも決められない場合スタッフさんと相談しながら材料をチョイス
次に「ブリトー」かお米を入れない「サラダ」、丼にした「ボウル」を選び、続けてサイズを「レギュラー」か「グランデ」から。そしてドリンクを選びます。
ドリンクは「横浜ラガー」や「シンハ―ビール」などのこだわりのビールやソフトドリンクを用意。サイドメニューには「カオマンガイ」「チップス」「からあげ」「ヤムウンセン」「くらげサラダ」をそろえています。
「トッピングの材料は既製品を使いたくないという思いもあって、サルサにしてもタマネギを包丁で丁寧に切っています。調味料も自分のところで調合しています」と村田さん。
ドレッシングは地元・武居商店のものを使用。
お好みで4種のハバネロソースをかけることもできますよ。
「UMEYA KICHEN」で定番・人気ブリトー&カオマンガイを堪能!
今回は定番人気のブリトーの「テリヤキ」と「カオマンガイ」をいただきました。
ご飯も入ったボリューム満点のブリトー「テリヤキ」
ブリトーの「テリヤキ」は、辛味を抑えた初心者向け。
国産のグリルした鶏のもも肉にグレートノーザンやパクチー、シュレッドチーズ、鶏白湯で炊き上げたライスなどの具材を目いっぱい詰めてトルティーヤで巻いています。
ご飯も入っているので、見た目以上にボリューム満点のメニューです。
大口を開けてガブリとかじりつくと、口の中には和風でありつつもアジアンテイストの複雑な味わいが広がっていきます。
本場タイの自家製ソースを使った「カオマンガイ」
低温調理で仕上げた国産鶏のむね肉と鶏白湯ライスはどちらもしっとり。自家製ソースを合わせると深みがすごい。ソースはタイ出身のスタッフ、ピクンさんが故郷の味として調合したオリジナルソースなんだとか。
タイでは各家庭でレシピの違うソースが作られているそうですよ。日本で言うとぬか床、韓国ではキムチのようなイメージなのかもしれません。
そんなピクンさん調合のソースはジンジャーを基調とした甘辛ソースです。メイン素材を引き立てる名バイプレイヤーのような役割を果たしていて、ついつい食べすぎてしまう美味しさでした。
「UMEYA KICHEN」の店舗情報
あっさりとしていながらも、深みがあるのでついつい食べ進めてしまうUMEYA KICHENの美味しさ。ブリトーもカオマンガイもボリュームはありますが、ペロリと平らげてしまいました。
店内はWifiも備えているのでカフェ利用としても嬉しく、野毛からも近いので一杯飲んだ後の〆として利用してみるのも良さそうです。
もし関内や野毛方面へ出向いた時は、ぜひ立ち寄ってみてください。
店舗名 | UMEYA KICHEN(ウメヤキッチン) |
住所 | 神奈川県横浜市中区吉田町6-3 |
電話番号 | 045-309-8552 |
営業時間 | 11:00〜20:00 |
テイクアウト情報 | あり |
URL | 食べログ |