桜木町から西側に出ると、昭和な雰囲気が残る野毛エリアに入ります。小さな店が点在していて、一度訪れるとお店巡りにハマる人が多いですね。
今回ご紹介するのは、元カウンターバーのお店を借りて2018年にオープンした「スパイスカレーと酒のアテ トリステッサ」さん。
外に“カレーののぼり”が出ているのが営業の目印。前を通ってもマンションの一階としか見えない文字通り隠れたお店です。
人気のスパイスカレーをランチタイムにいただいてきました。
マンションの入り口?「トリステッサ」の目印はカレーののぼり
野毛山動物園や、中央図書館が近いエリアの大通り沿いに突如現れるカレーののぼり。
今までも通りを何度も歩いていますが、マンションの一階にお店が入っているとは気づきませんでした。
昔からバーが数件入っっているそうですが、表は完全に普通のマンションのエントランスにしか見えません。お店の様子は全くわからず、知る人ぞ知るお店となっているようです。
すこし緊張して入り口のドアを開けて入ると、ひときわ目立つ緑のドア。
他のお店は真っ黒なドアで、バーらしさを醸し出していますが、「スパイスカレーと酒のアテ トリステッサ」だけアットホームな雰囲気です。
「スパイスカレーと酒のアテ トリステッサ」は南インドゴア州のカレーがメイン
本日のメニューは1種類のみ。副菜もついてたったの1080円。リーズナブルなランチです。
- ポークビンダル
- ナスのカレー
- チャナ豆カレー
- パパド
- アチャール
- ライタ
ポークビンダルは、南インドのゴア州を代表するカレーで、ポルトガルから伝わった煮込みにインドのスパイスを加えて調理したのが発祥だそうです。
ワインやビネガーで煮込まれた豚肉料理にインドのスパイスが加わってどのような味になるのか興味をそそられ、店内へと進みます。
スパイス香る落ち着いた雰囲気の「スパイスカレーと酒のアテ トリステッサ」
店内は、カウンター3席、奥にテーブル席のみ。こじんまりとした店内ですが、奥の窓から明かりが入り、ゆったりとした雰囲気です。
来店当初は、奥のテーブル席に1名のみ。
カウンターに座ると、すぐにお水をコップに注いでだしてくれました。
背後にはインドやカレーに関する本がずらり。
そして、「今日はカレーが一種なんですが、パクチーは大丈夫ですか?」と聞きに来てくれました。パクチーは大好きです。と答えたところで、すぐに次のお客さんが来店し、すこし慌ただしく料理の準備が始まりました。
ドリンクメニューは、夜まで営業されているので、ビールやハイボールなどのアルコールも揃っています。また、各種ソフトドリンクは400円。南インドに欠かせないホットチャイもありました。
その後もテイクアウトのお客さんが来店したりと、ビジネスマンやご近所の人に人気があるようです。
「スパイスカレーと酒のアテ トリステッサ」名物!パクチーたっぷりポークビンダル
ついに料理が運ばれてきました。パクチー盛りだくさんのポークビンダル!とても美味しそうです。小さい器に盛り付けられているのが、アチャールとライタ。
アチャールはスパイスやお酢を使った漬物のことで、カレーの副菜には欠かせません。
酸味と辛味が絶妙に合わさり、カレーにもとてもよく合うアチャールは、お店ごとに味も違うので、食べ歩きの楽しみのひとつになっています。
ライタはヨーグルトと野菜やスパイスを合わせたもので、カレーと混ぜながら食べると、また違う一口を楽しめるのが魅力です。
パクチーが盛りだくさん!これは確かにパクチー大丈夫ですか?と伺いたくなりますね。
スパイスカレーとバスティマライスには、パクチーはとても合うので、嬉しいかぎりです。
奥のせんべいのようなものは、パパド。
豆の粉などを使ったもので、崩して混ぜながら食べたり、せんべいのようにパリパリと食べても美味しく、カレーのアクセントになります。
抑えきれず、ポークビンダルを一口。
程よい辛味と一緒に広がるスパイスの香りは美味しいの一言で、スプーンが止まりません。豚肉も食べやすい一口サイズでよく煮込まれています。
お次はパパドになすとチャナ豆のカレーとポークビンダルを乗せて!
カレー3種とパクチーを頬張ると、ポークビンダルの辛さが中和されて、深みのある味に変わります。次はライタを混ぜて、アチャールを混ぜてと食べるのが止まりません。
食べ終わりに差し掛かるところで、隣で食べていたビジネスランチの方々とオーナーさんが近隣のカレー屋さん事情について話始める一幕も。
桜木町、関内地域にもスパイスカレーのお店が増えていると、カレー好きには気になる内容。お話を聞きながら、私も最後の一口を食べ終わってしまいました。
気さくなオーナーが魅力な「スパイスカレーと酒のアテ トリステッサ」の店舗情報
帰り際に、私もお話をお伺いすることができました。最近はドアを開けているが、元は閉めて営業していたそうで、なかなか入りづらい感じだったそうです。
それでも、来てくれたお客さんが徐々に宣伝していってくれたとのこと。
気さくなオーナーと美味しいスパイスカレーに応援したくなったのだと、納得してしまいます。
毎日のメニューや営業の情報はTwitterで確認できます。
14時〜17時ごろは買い出しなどに出かけていることもあるようなので、確認してから伺うのがおすすめ。また、夜は売り切れ次第で早めに閉まることもあるようなので、最新情報をチェックしておきましょう!
店舗名 | スパイスカレーと酒のアテ トリステッサ |
住所 | 神奈川県横浜市中区宮川町3-68-1 ライオンズマンション野毛山公園303 |
電話番号 | 045-241-1061 |
営業時間 | 11:00-20:00 月曜定休 ※売り切れ次第終了 ※最新情報はtwitterで確認できます。 |
テイクアウト情報 | あり |
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