横浜の松原商店街近くそびえるのは、臨済宗 洪福寺。
緑に囲まれた一見変わった見た目のお寺なので、近くを通ったことのある方なら印象に残っているんじゃないでしょうか。
実はこの洪福寺、初心者の人でも気軽に体験できる座禅会・写経会を定期開催しているんです!
今回はこの洪福寺の座禅会を取材させていただいたレポートをお送りします!
横浜で700年以上の歴史を持つ洪福寺

洪福寺は横浜で700年以上の歴史を持つ臨済宗のお寺。
境内は緑に囲まれた空間ですが、植えられているのは桜の木なので、春には一面ピンクのお花見名所として隠れファンも集めています。
咽喉・風邪の病気の神様で、病の人は社にあげてある杓子を1本持ち帰り、患部をなぞるって病を癒すと言われた通称「おしゃもじ様」と呼ばれる社宮司大権現を祀っています。

こちらは境内の様子。お寺には珍しいドーム型の屋根が目立ちます。

政榮宗禅(まさえそうぜん)ご住職。
本当に柔和な方で、お話ししているだけでリラックスさせてくれます。
ちなみにお坊さんのお名前って、人が亡くなって死後の名前としてもらうのと同じ、「戒名」なんだそうです。
お坊さんは生きている間に戒名がもらえるんだとか。知らなかった〜。
座禅会は月に2回、定期開催

洪福寺では今回紹介する座禅会の他に、写経会も定期開催しています。
それぞれ月2回開催で、開催日変更などがあった際は洪福寺のホームページで告知されています。
写真にも参加者さんが写っていますが、服装に指定はなく、ゆったりとした普段着であれば大丈夫だそうです。

3-40人程度が参加できる空間で座禅を組めます。
初心者の方は全員での座禅会前に基礎を教えてもらうことができるので、初めての方でも安心です。
取材前は年代が高い人だけなのかな?と思っていましたが、2-30代の方も結構参加されていました。
恥ずかしながらじっとしているのが苦手な私ですが、座禅会では静かに流れる時間を感じることができ、とてもリラックスできました!
初心者向けのお作法紹介も!

座禅会の当日にも初心者への基礎指導時間が設けられていますが、洪福寺のホームページでも座禅の作法がわかりやすく紹介されています。

例えばテレビなどでよく見る「ビシッ」というこちら。
警策というそうです。叩かれ方にもお作法があるんですね。

前から見るとこんな感じ。

手の組み方も中々馴染みがないので必見ですね。
坐禅会の流れ

座禅会の流れはこちら。2時から座禅会スタートで、初心者の方だけ30分前から事前指導をしてもらえます。
「初心者坐禅指導」に参加すると、坐禅入門冊子がもらえるので、観光で参加した人は旅の思い出にもなりそうですね!
1:30~ | 初心者坐禅指導 |
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2:00~2:25 | 坐禅 |
2:25~2:30 | 5分休憩 |
2:30~2:55 | 坐禅 入室参禅 |
3:00~3:30 | 語録提唱 |
3:30~ | 般若心経・坐禅和讃読経 |
~4:00 | 茶礼(お茶を飲みながら質疑応答) |
2回目以降は参加自由!初心者の方は要予約!
洪福寺の座禅会は、2回目以降の方は参加自由。
初心者の方は全体の開始前に指導時間が設けられるので要予約です。
座禅会というと中々敷居が高い印象がありましたが、「和」を体全体で体験できるので、海外から観光で訪れる友達がいれば、ぜひ紹介してあげて欲しいと思います。