横浜・元町に本店を構える「喜久家洋菓子舗」。
横浜に居留地の名残があった1920年代に創業し、あたりに住む人々からのリクエストでつくられた、ヨーロッパ各国風のお菓子が評判を集めた銘店。
特に看板商品の「ラムボール」は、今も変わらない横浜みやげの定番ですよね。
現在は色々なお店で見かけるラムボールですが、実は日本で最初につくったのは喜久家洋菓子舗なんです。
今回はそんな「喜久家洋菓子舗」相鉄ジョイナス店を訪れたのでレポートします!
「喜久家洋菓子舗」相鉄ジョイナス店はジョイナス横浜 ダイヤ・キッチン内
「喜久家洋菓子舗」相鉄ジョイナス店は、横浜駅西口直結のショッピングモール「ジョイナス横浜」の地下「ダイヤ・キッチン」の一角にあります。
2020年にリニューアルされたダイヤ・キッチンは、スイーツやデリ、パンなどのお店がそろう、食卓の味方。
バス乗り場にも近いので、バスを待つ間にささっとお買い物をしたいときなどにも便利です。
レトロさが新鮮な「喜久家洋菓子舗」相鉄ジョイナス店のラインナップ
ショーケースには、たくさんのケーキがにぎやかに並んでいますね。
ラインナップは「モカロール」や「レモンパイ」「ババロア」など、ちょっとレトロでハイカラな雰囲気。飾り気のなさがかえって新鮮で、ひとつひとつに見入ってしまいます。
そしてなんといっても目を引くのは、下の段いっぱいに並べられたラムボール!
喜久家洋菓子補の看板商品、ラムボールは1個から購入することができ、各種詰合せも用意されています。
要冷蔵かと思いきや夏場以外は常温でOKとのこと。手土産などにも使いやすいですよね。
焼き菓子もお母さんがつくるような親しみやすい雰囲気で、こんなお菓子がテーブルに並んでいたらホッとできそう。
いちごジャムを挟んだパイ「ジャムターツ」や、ドイツの田舎風ビスケットをアレンジした「アーモンドビスケット」などは創業当時からのロングセラー。変わらない味を求めて長年通い続けたり、親子二代三代でファンというお客さんも多いそうです。
定番の「ラムボール」と人気横浜スイーツをテイクアウト
今回は「ラムボール(2個入)」、「クッキー詰合せ」「マドレーヌ」の3種類をテイクアウトしました。
ラムボールは、ガイドブックの横浜人気みやげ特集で1位になったこともある実力派なので、期待が膨らみます!
ラムボール
花束を思わせる美しい箱に、ぴったりとお行儀よく収まったラムボール。
ラムボールというと小さめなイメージがありますが、「喜久家洋菓子舗」のラムボールは直径は5センチ弱もある大き目サイズ。
ちなみにこの形、もともとは四角くつくっていたものを昭和10年代にボール状にしたところ「丸い形が可愛いし、食べやすい」と、さらに人気が広がったという逸話つき。
チョコレートの中身はラム酒がたっぷりとしみ込んだスポンジ生地で、一口かじるとじゅわっとほどけながら、芳醇な香りが広がります。
お店の方にコーヒーと紅茶、どちらが合うか聞いてみたところ「無糖ならどちらでも合いますよ。お酒の好きな方ならウイスキーなどのお供にもおすすめです」と教えてもらえました。
確かに、このラムボールとウイスキーなら最高の酔い心地になれそう!
男性へのプレゼントにしてもおしゃれですね。
クッキー詰合せ
こちらはレモンクッキー、アーモンドクッキーなど7種類が入った詰合せです。
素朴な味わいで歯ざわりもそれぞれ違うのが楽しく、子どものように「全種類食べたい!」と、手が止まらなくなってしまいます。
マドレーヌ
一口サイズのかわいいマドレーヌは、ふわふわと軽く、優しい味わい。
オレンジピールのさわやかな香りが、さりげないアクセントになっています。
「喜久家洋菓子舗」相鉄ジョイナス店の店舗情報
今回は横浜駅直結でいける「喜久家洋菓子舗」相鉄ジョイナス店を訪れました。
山手の外国人居住地に住む人たちから「このケーキを焼いてほしい」と持ち込まれたレシピをもとにつくられたお菓子の数々。
国は違っても「おいしいお菓子で楽しいティータイムを過ごしたい」という気持ちは同じだということ、そして伝えられたお菓子が横浜で愛され続けているということに、しみじみと感動しちゃいました。
そんなストーリーも一緒に、喜久家洋菓子舗のお菓子をぜひ味わってみてください!
店舗名 | 喜久家洋菓子舗 相鉄ジョイナス店 |
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住所 | 横浜市西区南幸1-5-1 ジョイナス横浜地下1階 ダイヤ・キッチン内 |
電話番号 | 045‐320-0500 |
営業時間 | 10:00~21:00 |
テイクアウト情報 | あり |
URL | 公式サイト |