横浜駅直結、徒歩3分のところにあるアソビル。一歩足を踏み入れると、心躍るカラフルな提灯が出迎えてくれます。
そんなアソビルに2019年8月、キューバサンドの陽気なフードトラックがやって来たのをご存知でしょうか。 フロアの一番奥の通路を抜けた外という隠れ家的な場所にみつけたオシャレなフードトラックに心惹かれ、食べたことのないキューバサンドに初挑戦してみることにしました。
映画「CHEF」のような遊び心溢れるフードトラック
アソビル1階、18の飲食店が並ぶ「横浜駅東口POST STREET」。
チーズ好きにはたまらないバーガーショップ「DAIGOMI BURGER」、インスタ映え必至の可愛いドーナツショップ「DUMBO」などにぎやかなお店が立ち並ぶフロアを通過し、ビルの外に出た瞬間、何とも雰囲気のあるフードトラックに出会いました。
そのオシャレな外観とのギャップが楽しい店名は「カメヤ食堂」
日本ではまだあまり食べることのできない、「キューバサンド」を楽しめるお店です。
キューバサンドをフードトラックで売りながら、主人公が人生を取り戻していく【CHEF】という映画に惚れ込んだ店長さんが「こういう面白いことをやってみたい」「この映画みたいにハッピーな気持ちをお客様に届けたい」と立ち上げたこのお店。
お客様にハッピーを届けたい」という店長さんの人柄もお店の魅力。
映画に出てくるキューバサンドとその雰囲気を味わえるので、実際に映画を観たファンの方も多く訪れるそうです。
フードトラックでありながらも、まるでオシャレなガーデンテラスを思わせるような外観。温かな木造りの長いカウンター席のまわりにはグリーンが置かれ、可愛い空き缶や瓶を利用したディスプレイが飾られています。
冬場の寒さ対策に、ストーブとフリースのひざ掛けも用意されていて、外でもお客様にゆっくりと快適に過ごしてもらえるように優しい店長さんの配慮が感じられます。
この日はランチタイムにお邪魔しましたが、ズラッと並ぶワインやお酒の瓶とオレンジ色の照明に、夜ここで気軽な寄り道を楽しむのも素敵だろうなとワクワク感を掻き立てられました。
営業時間は11:00〜21:00で、平日は近隣のサラリーマンやOLさん、休日はカップルやファミリーで賑わいます。
もう一度食べたくなる!焼き立て絶品キューバサンド
「トルコのケバブサンドは知っているけど、キューバサンドって何?」という方も多いかもしれません。キューバサンドとは、その名の通りキューバ発祥のサンドイッチで、フロリダ州マイアミのキューバ移民の間で広まったと言われています。
パリッと焼いたパンに、ローストポークととろけるチーズ、ピクルスを挟んだホットサンドです。
メニューは、
- キューバサンド(750円)
- 週替りの気まぐれサンド(800円)
- 季節ごとのスイーツサンド(650円)
これにフライドポテトかスープのセットでプラス300円、フライドポテトとスープの両方を付けるとプラス500円です。
まずは王道のキューバサンドを食べてみることに。
見た目はシンプルですが、食べると小さな驚きがありました。
まず、食感がなんとも不思議!
注文を受けてから丁寧に焼き上げてくれたサンドを一口食べると、「パリッ!」と音がするほど小気味良い噛みごたえがありながら、その次は「ふわっ」「もちっ」。
見た目はハードタイプのパンなので、フランスパンのように頑張って噛むことや口の中の水分がなくなることを想像していた私には意外な食感でした。
表面はパリッと、中はふわっとしたほんのり優しい甘みを感じるパンに、厚切りのローストポークと熱々にとろけたチーズ。
主張しすぎないマスタードと、単品でも食べたいくらい美味しいピクルスがアクセントになっていて、このピクルスがまたコリッとした楽しい食感をプラスしてくれます。
素朴ながらもすべての食材が絶妙なバランスを取り合っている味わいに、「これがキューバサンドか!」と感心するまもなくあっという間に完食してしまいました。
キューバサンドは見た目もボリューミーで、具材もお肉とチーズがメインであるためガッツリ系の味を想像していたのですが、実際食べてみると違いました。
しっかりとした食べごたえはありますが、なぜか後味が「サッパリ」なので、お腹はいっぱいでも「また食べたいな」とすぐに思ってしまうくらい。
そこで、その秘密を気さくな店長さんに聞いてみることにしました。
ガッツリなのにサッパリの秘密
後味がさわやかな秘密は、お肉の丁寧な下ごしらえ。
主役のローストポークを、12種類のスパイスやハーブを使用し、オレンジやライムなど柑橘系のジュースで1日から2日間じっくりマリネしているそうです。
サンドをたべているときはオレンジやライムの存在感を感じるわけではないのに、どこか上品なさわやかさと後味サッパリの理由はここにあったんですね。
このローストポークはそのままスライスしてもいただけるとのこと。ローストポーク単品だとより一層ハーブマリネの香りが立ち、その味わいを存分に堪能できるそうなので、夜に立ち寄ったらビールと一緒に是非試してみたいサイドメニューです。
また、やみつきになりそうな「パリッ」としたパンの食感もおいしさの大事なポイントなのでその秘密も聞いてみると、ここにもこだわりが!
外側をパリッと、中はふわっとした食感にするために、研究して考え抜かれた独自の粉の配合でパンを焼いてもらっているとのこと。そのパンの良さを引き出す焼き加減にも細心の注意が払われているそうです。
「カメヤ食堂キッチンカー」のテイクアウト
「カメヤ食堂キッチンカー」ではテイクアウトにも対応しています。
単品やポテトセットのほか、スパムおにぎりなども販売されています。
アソビル横浜にあるグルメのテイクアウト情報は以下まとめているので、興味があればぜひご覧ください。
「カメヤ食堂キッチンカー」の店舗情報
カメヤ食堂キッチンカーのキューバサンド。一見シンプルなサンドイッチの中には、たくさんのこだわりとお客様をハッピーにしたい思いが詰め込まれていました。
横浜駅直結で気軽に楽しめる絶品サンドなので、横浜駅で小腹がすいたら立ち寄ってみてください。
店名 | カメヤ食堂キッチンカー |
場所 | 220-0011 神奈川県横浜市西区高島2-14-9 アソビル1F |
アクセス | 横浜駅みなみ東口通路直通、横浜駅東口より徒歩2分 |
営業時間 | 11:00〜21:00 ※日曜のみ20:00まで |
電話番号 | 045-594-9297 |
テイクアウト情報 | あり |