横浜中華街にある中国茶カフェ「悟空茶荘」は、中華街の中でも本格中国茶を体験できる数少ないお店。お茶請けとなるデザートも充実しており、平日でもオープン直後からお客さんが続々と訪れる人気店です。
今回は「悟空茶荘」に伺い、陳年プーアル茶の「黒茶SET」と「敦煌パフェ」をいただいてきたのでレポートしていきます。
元町・中華街駅より徒歩5分。上海レトロな調度品に囲まれた「悟空茶荘」
みなとみらい線元町・中華街駅より徒歩5分、京浜東北線石川町駅より徒歩10分。横浜中華街にある横浜関帝廟から中山路に入った左手に「悟空茶荘」はあります。以前にご紹介した「ROUROU Cafe」のお隣ですね。
1階では、中国茶約100種類のほか、茶器、雑貨などを販売。2階がイートインのカフェとなっています。
階段で2階に昇っていくと、ウッドベースで上海レトロな落ち着いた空間が眼前に広がります。いたるところに配置されたアンティークな調度品は、運営会社「悟空」社長の趣味が高じたものだそうです。
窓から差し込む暖かな光を浴びながら、喧噪から離れたのんびりとした雰囲気を感じつつ、メニューを注文しましょう。
「悟空茶荘」のメニュー
ドリンクは常時40種類ほどの中国茶をそろえています。中国茶の知識が全くない方でも、店員さんに聞けば提案もくれるほか、丁寧にいろいろと教えてくれます。
ほかにも青島ビールや紹興酒などのアルコール類、スムージーなどのソフトドリンクもありますよ。
フードは中華まんやクッキー、ドライフルーツなど中国茶のお茶請けや杏仁豆腐、ケーキ、パフェなどのデザート類のほか、軽いランチになるようなものも並んでいて、あくまでも中国茶が中心となったラインナップなのが特徴的です。
「悟空茶荘」で絶品中国茶セットを堪能
今回は、陳年プーアル茶の「黒茶SET」と「敦煌パフェ」をいただきました。
10年以上寝かせて熟成された「陳年プーアル茶」
“陳年”は長い年月を経たという意味があります。今回いただいた「陳年プーアル茶」は10年以上寝かせて熟成されたプーアル茶です。寝かせた分だけ味に深みが出るそうです。
さて、テーブルにポットと急須(茶壷(ちゃふう))、茶葉、湯飲みが出てきましたよ。店員さんに教えていただきながら中国茶をいれていきます。紫砂焼(しさやき)でできた急須は保温性が高く、中国茶に適しているそうです。
まず、湯飲みにポットのお湯を入れて温めておきます。次に急須に茶葉をいれてお湯を注ぎます。一煎目はテーブルに置いてある器に捨てるそうです。これを“洗茶”というそうで、茶葉のクセなどを一度洗い落とします。
そして、湯飲みに入れたお湯を捨てて、
二煎目からいただきます。
その前に店員さんに「急須の蓋の香りを楽しんでみてください」と教えていただいたとおり、鼻に近づけてみると、プーアル茶の芳ばしい香りを感じることができました。
さて中国茶をいただきましょう。口の中に入れると、多少クセがあるのが気になりましたが、飲み進めていくうちに、これが逆にクセになってしまいそう。
1回の茶葉で4、5回はお茶を入れられ、2時間は楽しめます。体が温まります。
中国茶のお茶請けにうってつけの「ドライフルーツ」と「チャーシューまん」
「黒茶SET」には「チャーシューまん」とミカン、マンゴー、グリーンレーズンの3種の「ドライフルーツ」がついてきます。
「チャーシューまん」は濃厚なあんにとろとろのチャーシュー。
添えられた「ドライフルーツ」は中国茶の伝統的なお茶請け。酸味と甘味、中国茶の苦みが三位一体となって口の中で絶妙なバランスで手が止まりませんでした。
甘さ控えめの中国風デザート「敦煌パフェ」
中国風のパフェです。一番上にはライチの中にさくらんぼが埋め込まれた形で乗っています。その下のバニラアイスを食べ進めていくと、仙草ゼリーというコーヒーゼリーのような味わいのものと、粒あん、タピオカが現れます。
甘さ控えめで口当たりさっぱり。清涼感を演出しています。
「悟空茶荘」の店舗情報
「悟空茶荘」はノスタルジックな雰囲気を感じさせる落ち着いたお店でした。横浜中華街の食べ歩きに疲れたときには、胃を休めるために寄りたくなるお店ですね。
また、「悟空茶荘」では「指人形劇」や「中国琵琶」によるサロン・ド・ライブも行っています。もし、中華街方面へ出向く機会がありましたら、「悟空茶荘」で中国の奥深い文化に触れてみてはいかがでしょうか。
店舗名 | 悟空茶荘 |
住所 | 神奈川県横浜市中区山下町130 |
電話番号 | 045-681-7776 |
営業時間 | 11:00〜19:30(L.O.18:30) ※第3火曜定休 |
テイクアウト情報 | あり(スイカスムージーのみ) |
URL | 公式サイト|食べログ |