関内相生町にあるパン屋「縁道パン」は、生食パンや菓子パン、惣菜パンなどを堪能できるお店です。
関内周辺は高級食パン専門店激戦地なのですが、こちらではリーズナブルな価格でさまざまなパンを提供しているそうですよ。
今回は、「縁道パン」で「もちもち生食パン」「塩パン(プレーン)」「メロンパン」をテイクアウトしてきたので、レポートしていきます。
大きなのれんが目印の清潔感あふれる店内
JR関内駅、みなとみらい線馬車道駅からそれぞれ徒歩約5分。
関内大通りから相生町3丁目の交差点を横浜スタジアム方面へ進んでいくと、右手に「縁道パン」が位置しています。
大きなのれんと大きな間口が目印。
清潔感あふれる店内に入ると、赤いチェックの制服を着たスタッフさんがお出迎え。
カウンターにはさまざまな種類のパンがずらりと並びます。
トングとトレーを持って、お目当てのパンを選びましょう。
賃料がないのでその分リーズナブルに
今回は、「縁道パン」責任者の藤井敏明さんにお話を伺いました。
「縁道パン」は2022年3月6日にオープン。
運営会社は川崎市にある建築会社の「ヤマネ総合サービス」で、藤井さんもビル管理が主な職務なのだそう。
「建築の他に動産の取引とかリフォームとか子会社でいろんな形でやっているんですけど、ここの建物自体、子会社が所有している建物になっているんです。地代家賃がない分、価格に還元し、リーズナブルにパンを提供しています」と藤井さん。
続けて、「元々は惣菜系のお弁当さんをやろうと申請していたんですよ。そのなかでコーヒーマシンの会社さんと知り合いになりまして、パンをプロデュースしている会社を紹介いただいたんです。お話を聞いているなかで、惣菜系のお弁当屋さんよりかはパン屋さんの方が何かとやりやすいんじゃないかということで、そこで一気に転換して申請を書き換えてパン屋さんにしました」とオープンの経緯を話してくれました。
川崎では、それぞれ子会社が「縁道(えんみち)」の名のついたワーキングスペースや食堂、ホテルなどを展開しています。
藤井さんは「人の縁をつなごうということで『縁道』と名付けています」と説明しつつ、「不動産のオーナーさんたちに誕生日のプレゼントにパンを持っていったり、営業の人間もパンを持っていって交渉したりもしているんですよ」と笑顔で語ってくれました。
また、藤井さんは「我々の会社は川崎でやってきた関係で川崎のものを使っていこうと考えています。川崎の地ビールの工場から酵母をいただいてそれを使ったパンを作ったりと、川崎の何かを発信したい。そういう形で動いています」と今後の構想についても教えてくれました。
「縁道パン」の豊富なラインナップ
パンは多いときで18品目を用意。「生食パン」「塩パン」「メロンパン」といった人気商品のほか、店内には「あんぱん」「クリームパン」などの菓子パンや季節の野菜を使った惣菜パンなども所狭しと並んでいます。
藤井さんは「野菜系のパンは旬のいいものを使おうとしています。多少高くてもおいしいものであれば入れていこうという形で今やっていますね」と説明してくれました。
注目のパン3種をテイクアウト
今回は「もちもち生食パン」「塩パン(プレーン)」「メロンパン」をテイクアウトしました。
ほんのりとした甘みが舌に残る「もちもち生食パン」
名前の通りもちもち食感、耳まで柔らかい「もちもち生食パン」。
素手でちぎるとふんわりとした感覚が指に残ります。
口の中に放り込むとしっとりとしていて、ほんのりとした甘みが舌に残ります。
塩味と甘みが口の中で共鳴する「塩パン(プレーン)」
食べる前から香ばしい香りが鼻をくすぐります。
こちらのパンもふわふわでもちもちの食感。
ほどよい塩味とバターの甘みが口の中で共鳴するかのように混じり合います。
クセになりそうな味わいです。
カリカリの表面とふんわりとした内側の食感のコントラストを楽しむ「メロンパン」
メイプルシロップで仕上げた一品です。表面がカリカリとしていてクッキーのような食感を楽しめます。内側はふんわり。
食感のコントラストとしっかりとした甘みを堪能できました。
「縁道パン」の店舗情報
客層は地元住民の方々のほかに、近くで働いている方々が会社帰りにパンを購入している方が多いようです。
間口が広いので入りやすいですね。どのパンもおいしそうなので、迷ってしまいます。
もし関内周辺へ出向く機会がありましたら、一度、「縁道パン」に立ち寄ってみてはいかがでしょう。