
横浜・浅間下交差点近くにある「中華鉄板 上上」は中華と鉄板、和食が融合した新感覚の隠れ家的本格中華レストランです。多彩な中華に和の技法、鉄板料理のテイストを散りばめ、少しずつ楽しめる少量多皿コースが特徴的。オープンキッチンで若き料理人のクリエイティブかつ上品な品々を堪能できるお店です。
今回は、「中華鉄板 上上」に伺い、コース料理の中から、スペシャリテ「北京ダック」、「大根餅」、「A5ランク山形牛ステーキ」、「上湯」をいただいてきたのでレポートしていきます。
シックな空間とライブ感あふれるオープンキッチン
JR横浜駅から徒歩約6分。「ハマボール イアス」の裏側地域で、以前にハマニアで紹介された「roku cafe」の奥に位置しています。雑居ビルが建ち並ぶ一帯にある飲食ビルの2階。看板が小さいので、1階の「横浜中華そば 維新商店 本店」を目印に向かうとわかりやすいかもしれません。
中に入ると、木製カウンターに木製テーブル。アットホームな雰囲気でありながら、シックで上品な内装となっています。カウンター10席で2人テーブルが2つあって全14席。薄暗い店内では、テーブルにスポットライトが当たっています。オープンキッチンとなっており、一つの演劇作品を鑑賞しているかのようなライブ感あふれる空間にもなっています。




どこか懐かしい、食べたことのない唯一無二の味を
今回は、「中華鉄板 上上」の清水優人料理長にお話を伺いました。

「中華鉄板 上上」は2025年4月7日にオープン。料理長の清水さんとコックの木村文哉さん、20代の2人の新鋭シェフがお店を切り盛りしています。店舗名は“2人で上を目指していきたい”という意味合いが込められています。
清水さんと木村さんは料理の専門学校で出会いました。清水さんは東京・六本木、木村さんは岩手の中華料理店で研鑽を磨いていました。2人は飲食店運営会社・Wの社長からスカウトされるような形で、「中華鉄板 上上」を立ち上げます。
清水さんは「ウチのようなカウンター中華は六本木や広尾恵比寿界隈ですごく増えました。しかし、ほとんどはフレンチと中華を融合するものが多い。今回の和食と中華を掛け合わせるお店は横浜でもほとんどないので、面白いな、やってみようという好奇心で始めました」と振り返ります。
Wは桜木町にある「鉄板焼 にし田」も運営。2人はそのノウハウを学び、中華✕鉄板✕和食の道筋をつけていきます。「中華は足し算や掛け算の世界だと言われますが、和食は引き算。中華を基本としつつ、和食のシンプルな盛り付けや食材勝負を前面にやっていこうと思いました。中華と和食は合うんですよ。ビールや日本酒など、合わせられる飲み物に困らないというのも強みですね」と清水さんは語ります。
ターゲットは20代から40代。コース料理ですが、どちらかというとリーズナブルです。清水さんは「和食と中華を掛け合わせた新しいジャンルとしての“チャパニーズ”を気になっている方には全然来てほしいですし、普通の中華料理にはない一口、二口の料理が連続で来るので 食べたことのない方に来てほしいです。中華や鉄板屋さんに飽きてしまったというような好奇心のある方に来てほしいかなと思います」とアピールしつつ、「私は、素材の香りを特長としている広東料理出身なので、和食との掛け合わせを楽しんでほしいです。どこか懐かしい、食べたことのない唯一無二の味を堪能してほしいです。中華街に負けない中華をやりたいです」と抱負を語っていました。
「中華鉄板 上上」のラインナップ
コース料理は「青龍コース」(9,900円)と「鳳凰コース」(15,000円)の2種。いずれも厳選された食材を使用して少量多皿で提供しています。「青龍コース」は定番と創作を織り交ぜたシグネチャーコース、「鳳凰コース」は「焼きフカヒレ」や「クエ清蒸」、「中トロマグロお造り」などが加わり、季節の旬と贅を尽くした品々が並びます。
ドリンクはソフトドリンクからアルコール類まで多彩。ビールには「ヒューガルデン」、ウイスキーは「白州」、日本酒は「田酒 特別純米」、赤ワインは「シルヴァーウォーク ナパヴァレー」などこだわりの品々が並びます。
今回は、同店のスペシャリテ「北京ダック」「大根餅」「A5ランク山形牛ステーキ」「上湯」をいただくことにしました。


賞味期限は30秒! 皮の食感が失われる前に食べたい「北京ダック」
眼の前に現れた「北京ダック」はツヤツヤして輝いて見えます。賞味期限は30秒。口の中に放り込むと、3日間掛けて油通しされた皮はもっちり。中身の北京ダックと揚げパンの油条、キュウリ、ネギはカリシャキ食感です。海鮮醤のコクのある甘みで素材の味わいを引き出しています。


口の中でとろけていく「大根餅」
「大根餅」の上には鰹節と赤玉ねぎがかかっています。鰹節がふわふわと踊っているように見えますね。「大根餅」本体の食感はカリカリでトロトロ。とろりと口の中で溶けていきます。ショウガやサツマイモを卸したタレがアクセントとなっており、繊細な一品に仕上がっています。

希少部位ミスジを使った「A5ランク山形牛ステーキ」
カウンターの前でフランベされて提供された「A5ランク山形牛ステーキ」。今回は希少部位のミスジを使用しています。ミスジは肩甲骨から手首までの部分にある希少部位で、葉脈のように美しい霜降りが特徴です。ソースはさっぱりとしたウーロン茶塩、豆腐に麹を漬けて塩水中で漬けた腐乳、果実のような甘みが魅力のハニーペッパーソースの3種。レアに仕上げられたミスジのステーキは、シズル感あふれる色合いで、繊細で柔らかな歯ごたえです。濃厚な肉汁が口の中に広がっていきます。各種ソースで味変しながらいただくと、極上の味わいを堪能できます。



風味豊かで深みと奥行きのあるスープ「上湯」
比内地鶏と金華ハム、エゾジカのガラで出汁を取った濃厚スープです。中にはサナギタケと仙台産のセリが入っています。風味豊かで深みと奥行きのある味わいが喉を潤していきます。

「中華鉄板 上上」の店舗情報
清水さんと木村さんは東北出身。ステーキは山形牛で統一するなど、東北の食材にこだわっています。メニューによって、中華に寄せているものと和食に寄せているものがあり、それぞれの違いを見た目でも楽しめると思います。横浜駅周辺に伺う機会がありましたら、一度伺ってみて、若きシェフの料理を堪能してみてはいかがでしょうか。

| 住所 | 神奈川県横浜市西区北幸2-10-21 横浜太陽ビル 2F |
| TEL | 045-900-9559 |
| 営業時間 | 17:00~23:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| URL | https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14097705/(食べログ) https://www.instagram.com/chinese_teppan_jyojyo/(Instagram) |

