みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩3分のベーカリーカフェ「MARINE BAKERY(マリンベーカリー)」は、2019年12月にオープンしました。同年が横浜市とフランスのリヨン市が姉妹都市連携60年のアニバーサリーイヤーだったこともあり、お店のコンセプトは「フランスを感じることのできるパン屋さん」です。
日本にはまだ1台しか導入されていないオーブンで、ナチュラル志向のパンを作っているそうですよ。店内からは、芳醇な香りが漂ってきます。楽しみですね。早速、中に入ってみましょう。
ペットとの同伴も可能なカフェベーカリー
「元町・中華街駅」を降りて山下橋東交差点方向に向かうと、ツタに覆われた建物が見えてきます。ここがカフェベーカリー「MARINE BAKERY」。
錨をデザインしたマークやマリンブルーに染め上げられた屋根、ネオン管による看板が横浜っぽさを演出しています。また、木目調の外壁があたたかみを感じさせます。おしゃれですね。
店内にはイートイン8席(6月5日現在使用禁止)。店外にはテラス席6席、ウッドデッキに4席を配置しており、ペットとの同伴も可能です。
さらに、コーヒーやジュースなど各種ドリンクも用意しており、パンとともに楽しむことができます。
「MARINE BAKERY」のラインナップ
店内には魅力的なパンがぎっしりと並んでいて、芳しい香りが漂っています。一面ガラス張りなので、パンの向こうには山下公園が見えます。素敵な空間です。
こちらは店内ショーケース。
一番人気のサクサクでふんわり口どけ「エッグタルト」
「MARINE BAKERY」の一番人気は「エッグタルト」。幾層にも重なるパン生地の中に、まろやかでふんわりとした口どけの濃厚カスタードが入っています。サクサクとトロトロが口の中で食感のハーモニーを奏でるかのよう。小ぶりサイズでしっとりとした甘みも感じられるので、小さなお子さんにもおすすめの一品です。
甘みと塩加減のバランスを楽しめる「塩バターパンのあんバター」
ライ麦の全粒粉を使ったハード系のパンに、北海道産のあんこと有塩バターをガッチャンコしたのが「塩バターパンのあんバター」です。塩はヒマラヤ山脈の岩塩を使用。主張しすぎない甘さと絶妙な塩加減が口の中で広がります。じゃがいもが入っているのでパン生地で外はもっちり、中はしっとり。バターのコク深い味わいもポイントとなっています。
謎の一品、犬用の骨パン?!
フォトジェニックな一品の犬用の骨パン。犬が大好きなシェフが開発しました。硬めのバケットにベーコンが織り込んであり、旨みの強い塩味に仕立てています。低音長時間発酵なのでもっちりとしています。
ネコのしっぽというパンもありますよ。
ハート形の「チョコバケット」は特大サイズ
こちらもフォトジェニックな一品。ハート形のチョコバケットにはチョコがふんだんに練り込まれています。写真ではわかりづらいかもしれませんが、縦15㎝、横20㎝程度のもっちりとした大型バケットです。ほどよい甘さとボリュームで満足感もしっかり。
「ひとくち目を大事にする」横浜の元町出身オーナーの想い
「MARINE BAKERY」のオーナー・佐々木正治さんは横浜の元町出身。横浜ポンパドウル、サンジェルマン、メゾンカイザー、ドゥマゴを経て、お店をオープンしました。
「奥さんがナチュラル志向なので、キビ糖を多く使うものが多いですね。香り、発酵を大事にしており、ひとくち目がおいしいパンを目指しています」と佐々木さんは言います。
パンの焼成には、日本に一台しかないイタリア製 VENIXとフランスのボンガード社のオリオンを使用。「普通は慣れている機材を使うのですが、機能性を重視しました」と佐々木さん。小さくてもパワーがあるそうです。
お店は山下公園から本牧に抜ける道と元町通りが当たる交差点の角に位置しており、人通りの多い立地。平日の14時30分から17時くらいまでがアイドルタイムなので、混雑する時間帯を避けつつ、寄ってみてはいかがでしょう。
「MARINE BAKERY」の店舗情報
「MARINE BAKERY」のパンの多くはルヴァン(発酵種)を使用しており、発酵バターをふんだんに折り込んでいます。そのため、ショーケースに並んだ数々のパンからは芳醇な香りが漂います。
また、「MARINE BAKERY」は、山下公園や象の鼻パーク、港の見える丘公園からもほど近い場所。おいしいパンを片手に、愛犬との散歩、もしくはピクニック気分で潮風に吹かれながらランチに出かけてみてはいかがでしょうか。
店舗名 | MARINE BAKERY(マリンベーカリー) |
住所 | 神奈川県横浜市中区新山下1-2-1 |
電話番号 | 045-264-4951 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 月・火曜日 ※祝日の場合は翌日休み |
テイクアウト情報 | あり |
URL | 公式サイト |