紅茶がメインの喫茶店は横浜にも何軒かありますが、実は紅茶専門店と銘打つお店はそれほど多くないんです。
そこで今回紹介するのは、みなとみらい地区でも高層ビルが立ち並ぶ馬車道エリアの一角にひっそりと佇むセイロン紅茶専門店「SINHA」。セイロン紅茶を取り扱うSINHA(シンハ)は、紅茶専門店という言葉がぴったりのお店です。
本場スリランカの雰囲気満載のSINHAでティータイムを過ごし、茶葉もテイクアウトしてみました。
みなとみらい・馬車道のオフィス街の狭間にあるセイロン紅茶専門店「SINHA」
横浜のオフィス街の地下を走るみなとみらい線の馬車道駅を降りると、大観覧車やみなとみらい21など高層ビルが立ち並ぶ風景が目の前に広がります。
この地域でも有数の高層ビルに囲まれたエリアですが、1つ隣の細い通りに入ると高層ビルで少し日陰になったエリアがあり、その狭間にSINHAがあります。
SINHAは開業して17年を迎える紅茶専門店。以前は関内大通り沿いに店舗を構えていたそうですが、現在は馬車道駅のそばに移転しています。
SINHAが扱う紅茶はセイロンティーで、“セイロン”というのは約40年前のスリランカの国名なんだとか。紅茶の産地として有名で、セイロンティーだけで世界の10%の生産量を占めているという紅茶大国なんです。
ちなみにスリランカには紅茶の産地が5つあり、味もそれぞれ違うのだとか。SINHAでは、スリランカから紅茶を空輸している本格的な紅茶専門店で、期待せずにはいられません!
異国情緒を感じる不思議な空間
SINHA店内は1階と2階とに分かれていて、今回はショップコーナーの奥にある1階に通してもらいました。
あちこちに絵画や金属装飾品が置かれていて、天井も非常に高く不思議な空間。
周囲の展示物を眺めているだけで、時間が流れてしまいます。
セイロン紅茶専門店「SINHA」のメニュー
紅茶はもちろん、カレーなどスリランカ料理も提供されているみたいです。
紅茶専門店ですが「スリランカのカフェ」のようなイメージが近いかも。今回は夕方に訪問したので、お菓子を注文することにしました。
マサラチャイ
こちらが注文したマサラチャイ。マサラカレーなどもありますが、“マサラ”とは香辛料の意味なんだそうです。
ジンジャーの入った紅茶で、一緒に出されたハチミツを入れて飲みます。
チェーン店のカフェでは体験できない、香辛料の深い味が癖になりそう!
トーサイ
こちらがスリランカのお菓子トーサイ。シロップがたっぷり添えられており、ホットケーキみたいです。
二重構造になっていて、中にはジンジャーが入っています。
ジンジャー風味で、スリランカのクレープといった感じのお菓子です。
店内は若いお客さんが多く明るい雰囲気。
アイスティーが飲みたくなる暑い日でしたが、空調を感じさせない自然な涼しさで、過ごしやすい環境でした。
ショップコーナーにはテイクアウトできる紅茶やお菓子も
セイロンティーとお菓子を完食後にショップコーナーを眺めてみると、紅茶のほかにも、テイクアウトできるケーキや烏龍茶も発見!
こちらが紅茶コーナー。
「セイロンティーの旬を横浜へ直輸入」の手書き文字に思わずほっこり。
セイロン紅茶といってもこんなに種類があるんですね!
スリランカの産地名とともに、紅茶の味も記されています。
ミルクティーが好きな私、ミルクティーにあう茶葉を店員さんに聞いてみると丁寧にアドバイスしてくれました。ミルクティー向きの茶葉は2種類あるそうで、今回はストレートでも飲める茶葉を購入することにしました。
家に帰って、早速紅茶を飲んでみます。
購入したのはKotiyagallaという産地のDIMBULA(ディンブラ)という紅茶で、ミルクティーにもストレートにもあう紅茶だそう。
飲んでみると、なるほど!店員さんが説明してくれたように、ミルクティーにぴったり。ミルクに染みた紅茶の味が濃厚で、砂糖を入れなくてもほんのり甘く美味しい紅茶でした。
セイロン紅茶専門店「SINHA」の店舗情報
セイロン紅茶専門店「SINHA」はスリランカの紅茶や料理など、その文化の奥深さを教えてくれた気がします。
店員さんもいわゆるカフェスタッフというより、紅茶のインストラクターみたいな感じ。紅茶好き、スリランカ好きにはぜひ行ってみてほしい素敵なお店です。
店舗名 | セイロン紅茶専門店「SINHA」 |
住所 | 〒231-0003 神奈川県横浜市中区北仲通4丁目46 |
電話番号 | 045-663-7625 |
営業時間 | 月~金曜日|11:00~18:30 土・日曜日|11:00~17:30 |
テイクアウト情報 | 茶葉・ケーキなど |
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