鶴見駅西口を出て右側すぐ、2020年4月13日にNewOpenしたばかりの「PEKO PEKO」。白とキレイなブルーグリーンにあたたかみのある木目調の、明るくオシャレな雰囲気のスパニッシュバル&レストランです。
おひとり様からグループまで、どんなシーンでも気軽に楽しめるカジュアルなお店で、今回はテイクアウトでランチ&ディナーのタパス(スペインの一品料理)を持ち帰り。
12年間スペイン料理店で研鑽を積んだオーナーシェフが、本場スペインを食べ歩いて出会った感動の味にヒントを得ながら、試行錯誤を重ねたオリジナルメニューをご紹介します。
本場スペインの味が楽しめる「PEKOPEKO」は鶴見駅西口すぐ。
鶴見駅西口を出てすぐ、右手の通り沿いにある「PEKOPEKO」。
2020年4月13日にオープンしたばかりのスパニッシュバル&レストランです。
明るい陽の光が差し込む店内は、清潔感のある白と優しい木目調に、スペイン北部とシーフード感をイメージしたような淡く美しいブルーグリーンが印象的。
カウンター席が9席、テーブル席は2人掛けが2席、4人掛けが2席。おひとり様からグループ、お子様メニューもあってファミリーやベビーカーでもOK。
団体様なら立食形式で30人まで貸し切り対応可能。あたたかい雰囲気のオシャレで楽しいバルに早変わりです。
そんなPEKO PEKOのランチタイムは11:30から14:30まで。
毎日変わるランチメニューが楽しめます。
豊富な品数が嬉しいところですが、注目してほしいのはクイックメニュー以外ほとんどの料理でサイズが選べること。
一人でも軽くつまめたり、二、三人でも色々な種類を少しずつ楽しめたりするタパスサイズと、グループやしっかり食べたい人にもちょうどいいレギュラーサイズ。
軽いクイックメニューから種類豊富な絶品タパス、スペイン・ゲタリアの炭火焼き調理法を再現して焼いた新鮮な魚や肉、しっかりごはんの自慢のパエリアまで、幅広いメニューとワイン・ビールを取り揃えています。
横浜出身のオーナーシェフ、塩田さんが開いた“誰もが気軽に楽しめるスペインのバル”
そこにはオーナーシェフ塩田さんの、「一人でも、二人でも、グループでも、ハシゴでも。誰でもみんなが好きなように楽しめる」という、いろんな人が集まって気軽に楽しむスペインバルのようなお店づくりへの思いがあらわれています。
写真はスペイン料理とバルに魅せられて、12年間スペイン料理店で研鑽を積んできたオーナーシェフの塩田さん。
料理歴は20年になりますが、12年位前、日本でもスペインバルが多くできはじめたころ、五反田のジローナというバルでスペイン料理を食べて感動したそうです。
以来スペイン料理の魅力にとりつかれ、本場スペインで色々な料理を食べ研究を重ねながら、スペイン料理店で研鑽を積んできた塩田さん。
スペイン各地を旅しながら、数々の感動的なスペイン料理とバル文化のあたたかさに出会い、「この味を再現して、もっと身近で気軽に、美味しいスペイン料理を食べながら楽しい時を過ごしてもらいたい。みんなが自由に集まって思い思いに楽しむ、陽気なスペインのバルようなお店を作りたい。」と思ったのが始まりだそうです。
そして横浜・鶴見駅前に念願のお店をオープン。
PEKO PEKOという名前は、お店をオープンする前、スペインのセビージャで、塩田さんが友人とお店の構想などの話に花を咲かせた「PEKO PEKO TAPAS」という美味しくて素敵なお店の名前から。
その名の通り「お腹ペコペコでご来店ください!」という気持ちも含まれていてピンと来たそうです。
横浜鶴見 スペインバル「PEKOPEKO」のテイクアウトメニュー
テイクアウトは、ランチメニューはランチタイムに、ディナーメニューはディナータイムに受け取ります。注文はいつでも電話で予約ができますが、ランチメニューはその日によって変わるので、当日に電話で確認するのがおすすめです。
今回テイクアウトしたのは、ランチメニューを6種。
- 漁師風!魚介のパエリア 880円
- バスク風あさりごはん 850円
- ハンバーグステーキ グレービーソース 880円
- デミグラスシチューオムライス 880円
- ポークソテーランチ 880円
- バターチキンカレー 750円
そしてディナーメニューを5種。
- スペイン風オムレツじゃがいも入り +チョリソ追加 700円(チョリソ無しは600円)
- ホワイトアスパラとフルーツトマト、カマンベールチーズのサラダ 1200円
- 秘伝のスパイス!フライドチキン4本 400円
- 美味!タコのガリシア風 1000円
- お酒が進む!いかのフリット 600円
スタッフのお姉さんおすすめの白ワインも。
- スペイン産白ワイン(ビニャ・デル・オハの白) 1本1800円
それではレポートをお届けします!
横浜鶴見 スペインバル「PEKOPEKO」で12種類テイクアウト!
名物の漁師風!魚介のパエリア
まずはスペイン料理の代表とも言える、魚介のパエリア。
大きなエビが丸ごと一尾とアサリ、ムール貝がところ狭しと目一杯のせられています。
パラッとした噛みごたえのある、パエリアならではの食感が楽しめるアルデンテなごはんに、しっかりと魚介のエキスが染み込んでいるのがわかります。
絶妙な硬さのサフランライスを噛みしめれば噛みしめるほど、魚介エキスの深い味わいが広がります。魚介エキスだけではなく、野菜やスペイン産の香辛料を配合した特製の出汁で、さらに味に奥行きをもたせています。
ほんのりおこげに近い部分も入っていて、それがまた食感をプラスし、味わいも濃厚で最高。「ビール下さい!」と言いたくなります。
レモンを絞って食べると、また味が一風変わって爽やかになり、最後まで飽きることなくあっという間に食べてしまいました。
レモンとペッパーで爽やかに!バスク風あさりごはん
次はバスク風のあさりごはんです。
ふたを開けると、レモンの香りがふわっ。
パエリアよりは少し柔らかめですが、こちらも絶妙に噛みごたえのあるごはんに、アサリのエキスがしっかり染み込んでいます。
上にのせられたレモンを軽くしぼって回し掛けてから食べると、新鮮なレモンの酸味とペッパーの最高に爽やかな組み合わせで、アサリと抜群の相性。
バスク地方ではリゾット風にするそうですが、こちらではご飯が伸びてしまわないようにアレンジして、一番美味しく食べられるほどよい硬さを保ったごはんにしています。
アサリもたくさん乗っていて、レモンとペッパーの香りとともに味わう濃厚なアサリがまた美味しい。ふりかけられたパセリがまた後味を爽やかにしてくれる、初夏にピッタリのバスク風あさりごはんです。
ハンバーグステーキ グレービーソース
次は厚みのある大きなの手捏ねハンバーグステーキです。
ハンバーグ好きな子どももその厚みとボリュームに大喜び。ナイフを入れると、中はほんのり赤みがあり、レアに近いミディアムです。
焼き加減がちょうどよくジューシーで、粗挽きのお肉の肉感を感じるハンバーグ。柔らかく口の中でほろほろと崩れるお肉は、弾力もあり味が濃く、お肉の持つうま味が感じられます。
さらっとしたグレービーソースもさっぱり目ながら肉汁から出るうま味を余す所なく味わえて、ハンバーグの美味しさを引き立てます。ソースの主張が強すぎないので、ほどよいバランスでお肉そのものの味わいを楽しめるハンバーグです。
付け合せは、シャキッと食感を残した大きめスライスのオニオン、コリコリと歯ごたえが楽しいいんげん、バター香る優しい口当たりのマッシュポテト。これがまたグレービーソースに良く合います。
デミグラスシチューオムライス ハンバーグのせ
こちらも大きな迫力のお肉がドンッとのったデミグラスシチューオムライス。
シチューのデミグラス風味とふわとろ卵のまろやかな味わいがベストマッチです。
にんじんはとっても柔らかく煮えていて、中まで味がしっかり。
上にかかっているデミグラスシチューのお肉とは別に、薄いブラウンのライスの中からほろほろとビーフのほぐしが出てきます。
これはディナーメニューの牛すじの端肉とのこと。牛すじで炊いたご飯なので、ご飯自体もしっかり深い味がして贅沢です。
その上カットされたハンバーグまでのっていてボリューム満点の一品ですが、あまりの美味しさにあっという間に完食です。
厚みがあってボリューム満点!ポークソテーランチ
こちらもしっかりした厚みで食べごたえのあるポークソテー。
分厚いポークは中までしっかり塩味で柔らかく、食欲をそそるグレービーソースがかかっていてご飯が進みます。
付け合せにはトマトソースパスタもたっぷり。マッシュポテトの優しいバター風味にグレービーソースが染み込んでいるのもまた美味しく、コリっと歯ざわりの良いいんげんがアクセント。
バターチキンカレー
こちらはバターチキンカレー。
一口で食べるには躊躇するほど大きな柔らかいチキンがゴロゴロと。
スパイシーながらもバターチキンなのでまろやかさがありますが、後味はピリリと辛くて大人向けの味。
本格香辛料のスパイシーさと、バターなどのマイルド感が絶妙に溶け合った濃厚な美味しさです。
オーナーシェフのイチオシ!スペイン風オムレツチョリソー入り
次はディナーメニューの「スペイン風オムレツ じゃがいも入り」に、チョリソを追加したもの。
オーナーシェフの塩田さんに、一番食べてみてほしいメニューは?とお聞きしたところ、このオムレツがNo.1。厚焼きのスペイン風オムレツ・トルティージャと言えばスペインのソウルフードです。
黄色いまんまるの満月のようなオムレツに、ぽてっと白いソース状のもの。これはガーリックマヨネーズ風味のソースです。
中には薄くスライスしたじゃがいもが重ねられてたくさん入っていて、じゃがいものほっくり感を楽しみながらオムレツを味わえます。
チョリソのスパイシーな塩気がアクセントになり、上に乗せられたガーリックマヨネーズ風ソースを付けて食べると、爽やかな酸味とガーリックの味わいがプラスされてまた雰囲気が変わり、なんとも言えない美味しさに。
日本の食卓では副菜に回りがちな卵料理ですが、具だくさんにすればこんなにも主役級メインに。ぜひ一度食べてみて欲しいオムレツです。
争奪戦!お酒も進むイカのフリット
次はイカのフリットです。
塩田さんおすすめNo.2であるししとうのフリットに並ぶおすすめの一皿で、カラッと揚がった、衣少なめで油っこさを感じないイカのフリット。
しっかり目の味でとてもお酒が進みます。
パクパクと手軽に食べられてしまうこととその美味しさで、家族内で争奪戦を起こしていました。ファミリーや3~4人でシェアする場合は2つ注文しても良いかもしれません。
柔らかく絶妙な歯ごたえで美味!タコのガリシア風じゃがいも付き
スペイン北部・ガリシア地方に伝わる、茹でて・切って・パプリカと塩とオリーブオイルをかける…といったシンプルなタコ料理、「タコのガリシア風」。
シンプルだからこそ素材の美味しさが活き、茹で加減など調理法がものを言う、実は奥が深い料理です。
大きなぶつ切りのタコとじゃがいもがゴロゴロ。その上にピカンテと呼ばれるスペインのほんのりスパイシーなパプリカパウダーがかかっています。
柔らかくコリコリと弾力のあるタコを噛みしめると、楽しい食感とともにじゅわっと溢れす旨味。
このタコのガリシア風は、塩田さんがスペイン各地で食べてみた中で一番感動した食感と味に近づけるために今なお試行錯誤を繰り返しているというメニュー。
同じスペインのタコのガリシア風でも、所によってタコの柔らかさや食感が全然違うのだとか。ほくっとするほど柔らかいタコから、プリッコリッと噛みごたえのあるものまで様々なのだそうです。
こちらの食感の秘密は、低温でじっくりと茹でること。
柔らかさとコリッとした歯ごたえが絶妙なバランスでこんなに美味しいのに、まだ開発途中で「試行錯誤中」という意識の高さ。さらにどこまで美味しくなるのでしょう。
じゃがいもはほくほくで、タコの塩気のあとに食べると口の中のバランスを整えてくれます。ほんのりスパイシーなパプリカパウダーのピカンテが香るタコのガリシア風です。
ホワイトアスパラとフルーツトマト、カマンベールチーズの贅沢サラダ
大きなホワイトアスパラにカマンベールチーズ、完熟のトマト、水菜にレタスが入っているさっぱりサラダ。
柔らかくとろけるようなホワイトアスパラに、完熟フルーツトマトのギュッと濃い甘みと酸味、カマンベールチーズのクリーミーな塩味がうっとりするほどよく合います。
かかっているドレッシングがシンプルでそれぞれの味を邪魔しません。
ドレッシングの酸味がトマトの甘みを際立たせ、涼やかでオシャレな、ワインにもよく合う贅沢なサラダです。
みんな大好き!秘伝のスパイスフライドチキン
子どもから大人まで、誰もが楽しめるフライドチキンも一緒に。
味がしっかり目で、中のお肉はジューシー。スパイスがほんのり香ります。
レモンを絞って食べるとまた美味しいフライドチキンです。
スタッフさんおすすめのスペイン産白ワイン「ビニャ・デル・オハ ブランコ」
最後にご紹介するのは、スタッフさんが「飲みやすくて美味しいんですよ」とおすすめしてくれた、キーンと冷えたスペイン産白ワイン。
とてもフルーティーで飲みやすい、中辛より少し辛口です。
ほどよい酸味とどこか柑橘系を思わせる香り、渋みは少なめでスッキリした印象のワイン。
フレッシュな果実味がありますが、辛口なのでバランスが良く、キーンと冷やして飲むのがおすすめですよ。
横浜鶴見 スペインバル「PEKOPEKO」の店舗情報
このほかにも、フライドポテトにチリミートソースと半熟卵、それを崩して食べるというカブレアオス、ゲタリア地方の伝統的な遠火の炭火焼きを再現し、外側カリッ、中はふっくらの鮮魚(その日の仕入れによる)まるごと一尾焼き、真鱈とアサリから出たエキスをオリーブオイルで乳化させたうま味たっぷりのバスク地方伝統料理ピルピルなど、食べてみたいメニューが盛りだくさん。
ランチ・ディナーともに毎日変わるメニューもあって、楽しみがずっと続くお店です。
帰り道にちょっとひと息つきたいな…とふらっと立ち寄るのも、ハシゴしてスペイン料理のタパスでワインを一杯…という時も、デートや女子会、仲間同士の楽しいひとときにも。
ぜひ足を運んで、その味とスパニッシュバルならではの雰囲気を味わってみて下さい。
店舗名 | スペインバル「PEKOPEKO」 |
住所 | 〒230-0062 神奈川県横浜市鶴見区豊岡町18−9−104 |
電話番号 | 045-642-5820 |
営業時間 | Lunch 11:30 – 14:30(L.O. 14:00) Dinner 17:30 – 23:00(L.O. Food 22:00 / Drink 22:30) ※毎週日曜日定休 |
テイクアウト情報 | あり |
URL | 公式サイト |