
桜木町にある「MishMashRoom Music Cafe & Records」は、2026年8月にオープンしたミュージックカフェ&レコードショップです。60~80年代のアナログレコードを販売しつつ、コーヒーやスイーツ、お酒、おつまみなどを提供しています。
今回は、「コーヒー(ホット)」、「ブリュッセル・ワッフル」(チョコレートソース+アイスクリーム)、「マフィン」(イチジククリームチーズ)をいただいたのでレポートしていきます。
60~80年代のレコードが約2,500枚並ぶ店内
JR桜木町駅徒歩約5分。音楽通りからちょっと入ったところに「MishMashRoom Music Cafe & Records」は位置しています。音楽通りは紅葉坂の音楽堂の公演帰りに、人々が歌を口ずさみ、その歌声が通りに響いていたことからと名付けられたと言われています。この地域には、ライブバーやスタジオ、音楽学校など音楽にまつわる施設も点在。賑やかな野毛エリアとは違い、比較的に落ち着いた大人の隠れ家的なお店が多いのも特徴です。ハマニアでは「コテイベーカリー」や「キッチンボンノ」、「雑穀カフェCERES」などを紹介しています。
閑静な場所にある「MishMashRoom Music Cafe & Records」の外観は、赤レンガに縁取られた白亜の壁。シンプルな木目調の扉を開けて、中に入ると、コンパクトな店内に約2,500枚ものアナログレコードが並ぶ圧巻の風景が目に入ります。
お店では実際に80年代を中心にジャンルを問わず、オーナーセレクトの中古レコードを販売しています。レコードは60〜80年代のロック、ソウル、ジャズ、フュージョン、シティポップなど幅広く用意。7インチシングルや音楽雑誌、ウクレレなども並びます。
カウンター内には昔ながらのレコードプレーヤーが設置されており、フードやドリンクを楽しみながら、オーナーセレクトの音楽を鑑賞することができます。




桜木町に音楽のコミュニティーを
今回は、「MishMashRoom Music Cafe & Records」オーナー店長の井上彰さんにお話を伺いました。

井上さんは現在56歳。リユース業界に身を置いていましたが、当時から古物商と飲食店が融合するようなビジネスモデルを以前から考えていたそうです。「自分が好きな音楽、特に昨今盛り上がりを見せているレコードにフォーカスをして、音楽のコミュニティーを作りたいと思ったんです」と井上さん。定年退職を前に、専門分野の領域でコンサルタントをしながら、お店をオープンすることに至りました。
店名の“mishmash”は英語で”ごちゃ混ぜ“という意味。井上さんは「いわゆるレコードバー、音楽バー、音楽カフェみたいなお店は桜木町周辺、特に野毛なんかにいっぱいあるんですけど、それらはソウルバーとか、ロックカフェとかね。ジャズ喫茶といったジャンルに区切られて店舗展開をしていることが多いんです。ウチの場合は音楽の発見の場にしたいので、要はお手頃価格のレコードからちょっとマニアックなものまで、オールジャンルで展開したいなと思ったんです。”ごちゃ混ぜ“の音楽の部屋にお越しくださいという意味を込めました」と語り、続けて、「実は僕がバンマスをやっているバンドがありまして、10 年間横浜でやっているんですけど、そのバンド名が『MishMashRoom』なんです。そのバンドも結局そのすごく有名な曲を自分たちでアレンジをしているんですよね。そのコンセプトとお店のコンセプトが近しいと思ってですね、そのまま意味も合うので、そのまま店名にしました」と話します。
さらに井上さんは「お店としてはやっぱりレコードがメインというか、レコードを聴きに来てください、レコードを見に来てくださいというところですね。これからレコードを始めたい若い方であったりとか、昔レコードを聴いた、もう一回ちょっとレコード聴こうかなと思っていらっしゃるライトユーザーの方が、もう一回レコードにこうレコードのある生活をしたいなという方々に、ちょっとご提案できるような在庫構成で考えております」とアピールしていました。
「MishMashRoom Music Cafe & Records」のラインナップ
ドリンクはコーヒー、アイスティー、チャイティーラテ、バナナバニラミルク、マンゴーフローズンスムージーなどのソフトドリンクのほか、ビール、ハイビール、ホッピー、神奈川の地酒といったアルコール類が並びます。
フードはマフィン、チョコレートドーナツ、スコーン、ブリュッセル・ワッフルなどのスイーツやせいろ蒸し、ミックスナッツ、ポテトチップスなどのおつまみが並びます。 この中から、今回は「コーヒー(ホット)」、「ブリュッセル・ワッフル」(チョコレートソース+アイスクリーム)、「マフィン」(イチジククリームチーズ)をいただきました。


マンデリン1本に絞った「コーヒー(ホット)」
コーヒーはインドネシア・スマトラ島で生産される希少なアラビカ種のコーヒー豆「マンデリン」最高等級のG1を使用しています。フルシティロースト(中深煎り〜深煎り)で毎週仕入れて毎朝1日分をひいて提供。酸味が少なく力強いコクと芳醇な香りが特徴です。
井上さんはアメリカ発のコーヒーチェーンで商品開発に携わっていたこともあるそうです。コーヒーをマンデリン1本に絞るというのはかなりのこだわりです。コーヒーコースターがレコードを模しているのがかわいらしくていいですね。

濃厚アイスとチョコレートソースを添えた「ブリュッセル・ワッフル」(チョコレートソース+アイスクリーム)
「ブリュッセル・ワッフル」にチョコレートソースとアイスクリームをトッピングしました。真ん中にひんやり冷たいバニラアイスをのせ、チョコレートソースを格子状にたっぷりとかけています。モチッとした食感のワッフルにひんやり冷たいバニラアイス。ワッフルの軽さとボリューム感あるバニラアイスとチョコレートソースの相性は抜群。温かさと冷たさの絶妙なハーモニーを楽しめます。


イチジクのプチプチ感がたまらない「マフィン」(イチジククリームチーズ)
ふんわりとしたマフィンにプチプチとした食感のイチジクと、濃厚でなめらかなクリームチーズがマッチした一品です。イチジクのやさしい甘みとクリームチーズのほのかな塩味が口の中で一体感が生み出します。

「MishMashRoom Music Cafe & Records」の店舗情報
客層のメインは50代、60代。女性の方もいらっしゃるそうです。しかし、「20代の方も結構いらっしゃるんですよ」と井上さん。「大体、おじさんがそこのカウンターに座っているんです。あるとき、高校生が入ってきまして、その子がジェフ・ベックのTシャツを着ていたんです。おじさんたちが色めき立って、『どうしたの?そのTシャツ』と言い出して、レコードを取り出して、『これいいよ』と言ったり、そんな会話が自然に生まれたんです」と続けて、エピソードを明かしてくれました。
ふらりとお店に立ち寄ると隣に座った方と音楽の話で盛り上がる。そんなお店が「MishMashRoom Music Cafe & Records」。もし、桜木町周辺に行く機会がありましたら、一度伺ってみてはいかがでしょうか。


