JR関内駅北口高架下にある「cafeツムギstation at Yokohama Kannai」は、カレーや煮込みのライスプレートとハーブティーを中心に提供しているおしゃれなカフェ。
そして実は、カフェでありながらも障がい者就労啓発施設といった意味合いも兼ねているお店とのこと。いったいどんなお店なのでしょうか。
今回は「cafeツムギstation at Yokohama Kannai」に伺い、美味しいランチをいただいてきたので、その様子をレポートしていきます。
JR関内駅北口より徒歩1分。高架下にあるおしゃれなカフェ
JR関内駅北口より徒歩1分。南口に向かう途中の高架下に「cafeツムギstation at Yokohama Kannai」はあります。おしゃれな屋根もついた可愛らしい外観。
中も木目調のテーブルを基調とした清潔感あふれる内装となっています。
ガラス張りになっているので開放感もありますね。
難病や障がいのあるスタッフさんがロボットを通じて対応してくれる
奥に進むと小さなロボットを見つけました。こちらはオリィ研究所が開発した遠隔操作で動かせる分身ロボット「OriHime」。PC やタブレット、スマートフォンなどで手軽に操作でき、簡単なジェスチャーにより、その場にいるようなコミュニケーションをとれることのできる優れものなんだとか。
そんな「OriHime」を動かすパイロットは、北は秋田から南は福岡まで、全国の難病や重度障がいのあるスタッフさん。
毎営業日14時以降には「OriHime」のパイロットと会話をすることができ、お伺いした日は、SMA(脊髄性筋委縮症)を患う大阪のマサコさんが担当。とても明るい声とかわいらしい動きでご対応していただきました。
人と人の間を“つむぐ”お店「cafeツムギstation at Yokohama Kannai」
今回は店長の三好貴裕さんにお話を伺いました。
三好さんは同店の隣にあるベックスコーヒーショップ関内店との兼任店長です。所属はJR東日本子会社 JR東日本クロスステーション フーズカンパニー。三好さんはこの道20年のベテラン選手だそうです。
そんな三好さんが働く「cafeツムギstation at Yokohama Kannai」は、カフェ兼障がい者就労啓発施設として2021年2月8日にオープン。JR東日本がCSR活動(企業の社会貢献活動)の一つとして運営しているお店です。
店名は障がい者と就労を「つむぐ」、また人と人との関係の接点となる駅が「つなぐ」役割を担っているということから名づけられたそう。
三好さんは「『OriHime』とコミュニケーションがとれることもそうですが、カフェ的な利用もしていただきたいと思っています」と笑顔でアピール。もちろん、フードやドリンクメニューも魅力的。早速見ていきましょう!
「cafeツムギstation at Yokohama Kannai」のメニュー
ランチプレートは
- 25種類のスパイスビーフカレー
- チキンのトマト煮込みライス
- 2種盛り~チキンのトマト煮込み&25種類のスパイスビーフカレー~
の3種。
そのほかスイーツフレンチトーストに、
ドリンクはハーブティーを中心に紅茶やコーヒーなどが揃っています。
焼き菓子はテイクアウトも可能で、11時から14時のランチタイムで食事利用した場合は、クッキーかプチチョコシリーズの1品をプレゼントしてもらえるサービスも。(プレゼントは期間限定サービス)
「cafeツムギstation at Yokohama Kannai」でランチを堪能
今回は、「cafeツムギstation at Yokohama Kannai」人気メニューの「2種盛り~チキンのトマト煮込み&25種類のスパイスビーフカレー~」と「季節のハーブティー~プロヴァンスの四季~」をいただきました。
テイクアウトで「ココナッツサブレ」もいただいたので、順番にご紹介。
彩り鮮やかでコクのある味わいを楽しめる「2種盛り~チキンのトマト煮込み&25 種のスパイスビーフカレー~」
まずはメイン。
こちらは「チキンのトマト煮込み」と「25 種のスパイスビーフカレー」、そしてサラダとサフランライスがワンプレートにのったぜいたくな一品です。
スパイスをたっぷり練りこんだカレーには、コクを感じます。トマト煮込みはトマトの旨味が凝縮されてて美味しい!それぞれの濃厚な味わいを口に含むと自然にサフランライスも進んでしまいます。
サラダもナスやレンコン、ニンジン、パプリカ、小松菜などたくさんの具材の盛り込まれてシャキシャキ絶品。バランスよくたっぷりと栄養が摂れて、彩り鮮やかで目も楽しませてくれますね。レモン風味のドレッシングもさっぱりして◎。
香りも味覚も爽やかな夏仕様「季節のハーブティー~プロヴァンスの四季~」
続いて夏仕様のハーブティー「季節のハーブティー~プロヴァンスの四季~」。
砂時計の砂が全部落ちたらカップに注ぎます。ラベンダーやハイビスカスの爽やかな香りが鼻をくすぐりますね。口に入れると柑橘系のさっぱりとした味わいが舌を刺激。
もし酸味が強く残りすぎたときには、お湯を足してもらうこともできるので安心。
夏らしい一品で、ひとときの清涼感を感じることができる一杯です。
そしてこちらは、おしゃれな様子に思わず一枚撮った茶葉。
甘みがジワリと口の中で広がる「ココナッツサブレ」
最後は、ランチ利用のプレゼントとしていただいた「ココナッツサブレ」。こちらの商品は、蒔田にある就労支援施設「サザン・ワーク」で作られたそう。
サクサクの食感で、ココナッツ甘みがジワリと口の中で広がります。お茶請け、コーヒー請けに最適な一品です。
「cafeツムギstation at Yokohama Kannai」の店舗情報
ハーブティーを提供するカフェが意外と少ない気がする関内。
「cafeツムギstation at Yokohama Kannai」はそんなエリアで女性に人気のお店になっているようです。
店内には2021年9月末まで、手足を動かせない障がいを持つイラストレーターの方の作品も展示中。
本当にさまざまな人々の縁を「つなぐ」お店なんだな、と感じました。
高架下という立地を忘れるほどおしゃれな雰囲気なので、関内駅を利用する際は一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
店舗名 | cafeツムギstation at Yokohama Kannai |
住所 | 神奈川県横浜市中区港町2-9-5 |
電話番号 | 080-4088-1496 |
営業時間 | 11:00~19:00 |
テイクアウト情報 | あり(焼き菓子のみ) |
URL | 食べログ |