桜木町の野毛本通りから都橋を渡ってすぐの「鶏肉屋専門店 梅や」。創業は大正2年(1913年)と、なんと横浜で100年以上もの歴史があるお店なんです。
そんな鶏肉を専門に取り扱う「梅や」のお弁当は安くて美味しいと評判で、店頭にはすぐに食べられる焼き鳥や、ローストチキンなども並んでいます。
今回はお弁当目当てで老舗「鶏肉屋専門店 梅や」を訪れてきたので、テイクアウトの様子を紹介します!
[2022.01.21追記]
梅やさんは2021年にチキンブリトー専門店「UMEYA KICHEN」もオープン!
そちらも取材させていただいてきたので、良ければ合わせてご覧ください。
創業100年を超える「鶏肉屋専門店 梅や」
創業から100年を超える「梅や」は地元ハマっ子には割と有名なお店ですが、実は元々は上野で卵屋さんをやっていたそうです。
まだ鶏肉を捌いて食べる文化が庶民には行き渡っておらず、まだまだ高級食材だった大正時代。2代目当主が、卵を産み終えた鶏を売ろうと考え、鶏肉文化が根付いている海外の人が多い横浜へと進出してきたんだとか。
最初は「漬物屋 梅や」の軒先を借りていたことから、店名が名残として残っているんです。
現在の店舗は昭和28年に建てられたもの。現在はここ吉田町と横浜高島屋の2店舗のみ。高島屋の店舗はお惣菜のみを取り扱っています。
ちなみに「鶏肉専門店 梅や」、横浜の居酒屋さんなど600店舗ほどに鶏肉を卸しているそうなので、いつもお店で食べている料理に使われているのは、実は梅やさんの鶏肉だったりするのかも!
「鶏肉専門店 梅や」のラインナップ
鶏肉の解体を行うお店なので、ここだけで本格的な焼き鳥屋さんが開けそうな充実のラインナップ。
きんかん(卵になる前の黄身)やせせり、ボンチリなど、普段スーパーでは見かけない部位なんかも販売しているので、美味しい鶏料理を作りたい時にはぜひ覗いてみてくださいね。
ほかにもカリッと仕上げた「手羽揚げ」や、食べやすい形の骨付き唐揚げ「チューリップ」など調理済みのお惣菜のコーナーも。
とくに気になるのが、この「ローストチキン」!
デパートなどでは冬に現れる風物詩ですが、普通に並んでいるのが「梅や」の嬉しいところです。しかも予約しなくても買って帰れちゃうというから驚き。
お祝いや手土産にもおすすめですよ。
合わせて紹介したいのが、月ごとに変わる「梅や」のおすすめ。
取材日は柚子胡椒のとりマヨや塩レモン風味の唐揚げなど、どれも食べてみたい物ばかり。ちなみに、バレンタインにはハート型のメンチカツなんてユニークなメニューも販売されていました。
こちらは鶏肉100%のソーセージで、上永谷のソーセージ屋さん「München(ミュンヘン)」さんとのコラボ商品。
スパイスの効いたソーセージは、ビールによく合いそう。
美味しい食べ方も教えてくれるのも「鶏肉専門店 梅や」の魅力
そして鶏肉を販売するだけでなく、美味しい調理法まで紹介してくれるのが「鶏肉専門店 梅や」の魅力なんです。
ローストチキンの切り方や鶏肉の美味しい揚げ方から、普段なじみのないチキンの丸焼き方法まで教えてくれるのは嬉しいですよね。
地鶏ごとに美味しい調理法も変わるそうなので、どんな風にすると美味しく食べられるか、お店の方に相談してみるのもおすすめですよ!
「鶏肉専門店 梅や」のお弁当をテイクアウト
お弁当の種類は入れ替わり制で、当日「鶏肉専門店 梅や」にあったお弁当は
- 三色そぼろ弁当
- 焼き鳥弁当
- 焼肉炒め弁当
の3種類。
焼き鳥や三色そぼろに目移りしつつ、今回は焼肉炒め弁当を購入してみました。
そして「鶏肉専門店 梅や」のお弁当はどれも540円と手頃価格なのが嬉しいところ。ガッツリ食べたい時は、唐揚げや焼き鳥を追加で買うのもおすすめです。
「鶏肉専門店 梅や」の焼肉炒め弁当
こちらが今回テイクアウトした「鶏肉専門店 梅や」の焼肉炒め弁当!
お肉はもちろん鶏肉、甘辛炒め。玉ねぎやねぎ、人参、ピーマンと一緒に炒められ味が染みこんでいて、もう病み付き。噛むたびにご飯が進みます。
卵がまた甘辛炒めとよく合うんですよね。
さすが専門店、鶏肉もしっかりとした味わいなので、ソースに負けていません。
桜木町駅周りにはベンチも休憩できるベンチも多いので、暖かい日差しを浴びて、そのまま外で食べてみるのもおすすめですよ。
「鶏肉専門店 梅や」の店舗情報
今回訪れた「鶏肉専門店 梅や」のお弁当は、売り切れることもある人気メニューなので、早めの時間に訪れたほうが安心かも。
横浜で100年以上続く名店「鶏肉専門店 梅や」の美味しい鶏肉料理は、ぜひ味わって欲しい逸品です。お弁当でも存分に満足できること間違いなしなので、ぜひ一度足を運んでみてください。