横浜戸部と桜木町の間にある「LA Coppe(ラコッペ)」は、地元神奈川の新鮮野菜をふんだんに使ったランチや、岩手県江刺のリンゴを使ったスイーツなどを提供してくれるキッチン&カフェ。
完全予約制の人気店で、女性オーナーシェフが1人で切り盛りしているお店なんです。
どんなお店なのか、実際にお邪魔してきた様子をレポートしていきます!
桜木町駅・戸部駅から徒歩数分。10席ほどの小さな隠れ家キッチン&カフェ
JR桜木町駅から徒歩15分、京急戸部駅からは徒歩10分。紅葉坂を越えた掃部山裏の住宅街に「LA Coppe」はあります。
桜木町からバスで行く場合は、横浜市営バス292系統「御所山経由浅間町車庫前行き」に乗り、「戸部三丁目バス停」で降りてすぐ近くです。
外観は白壁に木枠の扉。お店の前にはたくさんのお花が飾られています。おしゃれでかわいらしいお店ですよね!
中に入るとこぢんまりとしていて、席数は10席ほど。
白壁に木目調のテーブルや椅子とシンプルな雰囲気です。
カウンターの奥はキッチンになっているので、オーナーシェフが料理を作ってくれている様子が見えるのもいい感じ。
記憶に残るようなものを作りたい
今回はお仕事の合間を狙い、「LA Coppe」オーナーシェフの池田ふじ子さんにお話をうかがいました。
岩手出身の池田さんは15年間、飲食業に従事してから独立。
「ホテルや個人店などで働いていましたが、個人店の人は気持ちが熱いんですよね。オーナーさんと自分の思っている感性が違うこともあるので、自分の店を出したいと思っていました」と、池田さんは振り返ります。
「LA Coppe」は2015年にオープンし、店名はオーナーのあだ名の“ふじこっぺ”の“こっぺ”を取って、仏語の女性冠詞を付けたのが由来なんだとか。
2021年1月19日でちょうど6周年を迎えました。
店内には6周年を記念したお客さんからのメッセージも飾られていて、愛されるお店なのが伝わってきます。
そんな「LA Coppe」で注目なのが、食材にこだわったメニュー作り。
オーナーのお母さまが岩手で運営しているリンゴ農園から仕入れたリンゴやお米、横浜洪福寺松原商店街のスーパー「BIZEN Mercato」というところから仕入れた神奈川県の地場野菜を使っているんです。
「お客さんが喜んでくれるような手作りのものを提供しています。また食べたくなるような、また人を連れてきたくなるような、記憶に残るようなものを作っていきたいと思っています」と笑顔で話してくれた池田さん。
その思いがお客さんに届き、なんと3か月先、4か月先まで予約を入れていく人もいるような人気店に!私も直接お話してみて、池田さんの朗らかな人柄も人気を支える秘訣なんだなと感じました。
「LA Coppe」のメニュー
「LA Coppe」モーニングは土日祝日限定。
焼き立てトースト、ベーコン、スクランブルエッグ、きまぐれサラダ、日替わり一品がついてきます。デザートには、「LA Coppe特製アップルパイ」、「ベイクド チーズケーキ」、「季節のフルーツのタルト」、「しっとり濃厚!ガトーショコラ」と贅沢な朝が楽しめそうですね。
「LA Coppe」ランチは4種類
ランチは11時30分からと14時の2部制。
「Aランチ」、「Bランチ」、「Cランチ」、「LA Coppeよくばりプレート」から選べて各ランチには本日の一皿、ポタージュ、焼き立てパンがついていてどれも満足度抜群のラインナップです。
「LA Coppe」の絶品ランチと特製スイーツを堪能
今回は「Bランチ」と「LA Coppe特製アップルパイ」をいただきました。
季節の野菜をたっぷりと添えた「Bランチ」
ランチはパンとポタージュプラス3品がのったものとメインの2皿。
ボリュームたっぷり見るだけでも賑やかで楽しいです。
今回の3品はお野菜のテリーヌと鴨のロースト、そして生ハムのクスクス。野菜を十分に生かしたテリーヌに、鴨もクスクスも上品なお味!
新じゃがと新たまねぎを使ったポタージュは優しい風味。
池田さんによるとポタージュは季節によって材料を変えているそうです。
そして週替わりのメインはポークビーンズ。
香味野菜、豚肉を煮詰めたブイヨン、自家製のトマトソース、もどした白いんげん豆をあわせたこれが絶品!
なんでもトマトソースだけでは酸味が立ってしまい、旨味が出ないので、豚肉のエキスを入れて煮込んでいるんだとか。トマトソースが豚肉のホロホロ感を引き立たせてくれるような、食感も楽しめるランチの主役です。
サクサクしっとり「LA Coppe特製アップルパイ」
デザートは「LA Coppe特製アップルパイ」。
お皿の真ん中に乗ったアップルパイを、キンカンのコンポートとイチゴ、アーモンドが引き立たせるおしゃれなスイーツ。思わず写真に残したくなる可愛らしさですよね!
アップルパイは、外はサクサク、中はしっとり。キレのよい甘味が舌の上で溶けて大満足。もちろん使われているリンゴは池田さんのお母さまが運営しているリンゴ農園の江刺リンゴ。
添える果物は毎回季節のものを使っているそうで、一口ごとに優しさ沁み渡る一皿です。
「LA Coppe」の店舗情報
桜木町や戸部からは少し歩きますが、「LA Coppe」の周りには神奈川県立図書館や神奈川県立音楽堂、横浜能楽堂、掃部山公園など足を運びたくなるところがたくさん。
横浜駅から少し歩いた“奥横浜”のような雰囲気で、名づけるならば“奥桜木町”といったところかも。
アルコールをはじめドリンク類も充実、完全予約制なので貸し切りも可能です。
中心部の喧騒から少し足を伸ばして、贅沢ランチを楽しんでみてはいかがでしょうか。
店舗名 | キッチン&カフェ「LA Coppe(ラコッペ)」 |
住所 | 神奈川県横浜市西区戸部町3-102 愛光ハイツ1F |
電話番号 | 045-516-1011 |
営業時間 | 8:30〜17:00 ※月曜日、火曜日 |
URL | 公式サイト |